ボルボ(VOLVO)は1926年に誕生した北欧スウェーデンの自動車メーカーです。
ボルボは数ある自動車メーカーの中でも特に“安全性”を重視しているメーカーとして自動車ファンからは知られています。
現代では当たり前になっている「3点式シートベルト」を発明したのはボルボです。
スウェーデンの自動車メーカー、ボルボから1995年に登場したステーションワゴンが「V40」です。
この記事ではボルボV40の中古車が安く売られている理由など、購入を検討している方に役立つ情報をお届けします。
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ボルボv40の中古が安い理由と欠点
ボルボV40は中古車市場に出回っている台数も多く中古価格も控えめのため、海外自動車メーカーの車に乗りたい方にとっては手を出しやすいと言えるでしょう。
ではなぜボルボV40の中古価格が安いのか?
その理由に迫ってみましょう。
競合する車種が多い
ボルボV40のようなステーションワゴンは日本・海外の自動車メーカーで数多く存在します。
そこで、ボルボと同様に海外自動車メーカーでボルボV40と競合している車種をいくつか紹介します。
※ボルボV40と比較されることが多い順(2024年3月現在)
メーカー/車種 | 新車価格 | 中古価格相場 |
ボルボ/V40 | 269万円 ~ 499万円 | 12.8万円 ~ 330万円 |
フォルクスワーゲン/ゴルフ | 291.6万円 ~ 792.8万円 | 20万円 ~ 648万円 |
BMW/1シリーズ | 334万円 ~ 696万円 | 16万円 ~ 574.9万円 |
メルセデス・ベンツ/Aクラス | 322万円 ~ 641万円 | 15万円 ~ 570万円 |
BMW/2シリーズアクティブツアラー | 447万円 ~ 540万円 | 49万円 ~ 488.8万円 |
フォルクスワーゲン/ゴルフヴァリアント | 305.6万円 ~ 690.5万円 | 15.4万円 ~ 698万円 |
プジョー/308 | 305.3万円 ~ 556万円 | 30万円 ~ 457万円 |
これら車種がボルボV40と比較されているようでした。
フォルクスワーゲンのゴルフなど、日本でもメジャーな人気車種とも比較されています。
また、新車価格が300万円近く高価な車種とも比較されていることがわかります。
このようにボルボV40は海外自動車メーカーだけでも様々な車種と競合しており、ライバルが多いと言えるでしょう。
ドイツ車より人気がない
前項でボルボV40と競合する車種を紹介しました。
実際にどの海外自動車メーカーの人気が高いのか?
海外自動車メーカーの販売台数データがあるので比較してみましょう。
※2022年度(2022年4月〜2023年3月)の新車登録台数
順位 | メーカー | 車種 | 新車登録台数 |
1 | BMW(ミニ) | ミニ | 18,770台 |
2 | メルセデス・ベンツ | Cクラス | 13,955台 |
3 | フォルクスワーゲン | ゴルフ | 9,058台 |
4 | ボルボ | 60シリーズ | 7,739台 |
5 | フォルクスワーゲン | T-Cross | 7,281台 |
6 | ボルボ | 40シリーズ | 6,524台 |
7 | メルセデス・ベンツ | GLB | 5,782台 |
8 | フォルクスワーゲン | ポロ | 5,532台 |
9 | BMW | 3シリーズ | 5,264台 |
10 | アウディ | Q3 | 4,955台 |
1〜3位をドイツ車が独占し4位と6位にボルボがランクインしていますが、その他も全てドイツ車という結果です。
日本ではドイツの自動車メーカーが最も多く売れており、海外自動車メーカーではドイツ一強と言って良いかもしれません。
ハッチバックが不評
ボルボV40のように後部がハッチバックで開口部が大きな車種は、荷室への荷物の積み下ろしに適しており積載量が優れていることから様々な用途で活躍します。
例えばキャンプやレジャーなどのアウトドアでは、道具をたくさん積み込んで出かけることができます。
乗ってみると非常に便利なのですが、実は日本の自動車市場ではミニバンやSUV、軽自動車(ハイトワゴン)の人気が高い状況にあります。
そうなると相対的にV40のようなハッチバックのステーションワゴンの販売台数は少なくなるわけです。
故障のリスクがある
「故障のリスクがある」と言うと誤解を与えてしまうかもしれません。
実際に海外自動車メーカーはそう言われていることも多々あります。
日本の自動車メーカーの車種だと基本的に「10万kmまではオイル交換くらい手がかからない」といったイメージがあるのではないでしょうか。
確かに日本の車は比較的故障が少ないことは事実だと言え、どうしても海外の車は故障が多いと感じてしまいます。
ナゼでしょうか?
それは“根本的に”日本と海外自動車メーカーで車に対しての考え方が異なるからです。
海外自動車メーカーは「メンテナンスや部品交換をしながら自動車を維持していく」と言う考えを元にして作られています。
そのため海外の車を日本の車と同じ感覚で乗っていると「不調が起きて部品交換が必要になった」といった事態になり、結果的にオーナーさんは「故障した」と思ってしまうのです。
海外の車なので日本の車と同じ感覚で乗ること自体がナンセンスなのかもしれません。
運転しにくい
ボルボV40は運転がしにくいのか?
実際に所有しているオーナーさんの意見を参考にしてみましょう。
ネガティブな点は幅が広すぎる事でしょう。後は駐車券を挟む物のがサンバイザーにない。ドアポケットの取って部分が筒抜けになっていて小物が入らないなどでしょう。あとは、踏み間違え発進防止装置が無いこと。リヤフォグのボタンがウィンカーの所に無く押しにくい事。ウィンカーとワイパーが日本車と逆で片手で運転しにくい事。ハザードがセンターコンソールの左側にあって押しにくい事。
引用元:carview!
オーナーさんによっては車幅の広さが気になる方もいるようです。
最近は日本の車で普及している「踏み間違え防止」もないため不安を感じていることも理解できます。
あとはハザードボタンなどの操作系に難があり、慣れるまでは苦労しそうですね。
ウインカーとワイパーが逆であることはボルボV40に限らず海外自動車メーカー全般に言えることなので、海外の車に乗る際は心構えが必要です。
V40は2013年に発売されたボルボのショートワゴンです。ボルボといえば北欧の厳しい自然を思わせる無骨で角ばったデザインのイメージがありましたが、V40は近代的でスマートなデザインなのがとても気に入りました。シンプルながら所々にほどこされた流れるようなラインが品のある雰囲気を漂わせています。外車ではありますがサイズは大きすぎずちょうど良い感じです。斜線の入ったフロントのシンボルもボルボならではで、見る度「外車に乗っている」というささやかな誇りを感じることができます。燃費は、カタログでは16.2kmとなっていますがだいたい街中ですと12km、高速道路だと14kmといったところです。安全機能が基本標準装備されているので、乗っていて安心感があるのも魅力です。
引用元:ガリバー
ボルボV40のサイズが「丁度良い」と感じるオーナーさんもいらっしゃいました。
サイズによる運転のしやすさはドライバーの運転経験などにもよりますが、「海外の車にしては」というところがポイントでしょうか。
安全装備についてもこちらのオーナーさんは不満がなく魅力を感じているようです。
「どこまで装備されていると満足するか」もドライバーに依存するところですね。
ボルボV40のドライビングについてのネガティブな意見は見かけませんでした。
車体のサイズやその他装備についてはドライバーによるものが大きいので、購入を検討している方は実車を確認することを強く推奨します。
燃費が悪い
ボルボV40(ディーゼルターボ)のカタログ燃費は、20.0km/L(JC08モード)と特に「燃費が悪い」わけではないです。
確かに近年のハイブリッド車と比較すれば劣っていると言えるので、燃費の重要度が高い方はハイブリッド車を購入した方が後悔のない買い物ができるでしょう。
ボルボV40とよく比較されている車種の燃費も以下にまとめました。
メーカー/車種 | エンジン排気量 | 燃費(JC08モード) |
ボルボ/V40(ディーゼルターボ) | 1,968cc | 20.0km/L |
フォルクスワーゲン/ゴルフ(ディーゼルターボ) | 1,968cc | 22.2km/L |
BMW/1シリーズ(ディーゼルターボ) | 1,995cc | 22.9km/L |
メルセデス・ベンツ/Aクラス(ディーゼルターボ) | 1,949cc | 20.0km/L |
ボルボV40(ディーゼルターボ)の燃費は競合車と比較しても同程度なので、「燃費が悪い」とも言えないでしょう。
買い替えの需要が低い
ボルボV40について、ここまで紹介してきた内容でデメリットとなる点をまとめると以下のようになります。
・同じく海外自動車メーカーの車種と競合しており、日本ではドイツの自動車メーカー(フォルクスワーゲン、BMW、メルセデス・ベンツ)が強い。
・日本ではミニバンやSUV、軽自動車(ハイトワゴン)の人気が高いため、ツーリングワゴンは相対的に売れていない。
・ボルボも含めた海外自動車メーカーは「故障が多い」と認知されているため敬遠される傾向がある。
これらの事実を端的に言うと以下のようになります。
・日本では国産車の人気が圧倒的に高い。
・海外自動車メーカーの中でもボルボの人気は低い。
よって、ボルボは中古車市場でも需要が少ないため中古価格も安いと考えられます。
購入を検討している方にとってはプラス要素なのかもしれませんね。
ボルボV40の中古価格
ボルボV40の中古価格の相場をいくつかの大手中古車サイトで調査してみました(2024年3月現在)。
上記3社の相場価格を参考にすると、「最低価格が13万円」「最高価格が320万円」といったところでしょう。
調査した結果、ボルボV40を中古で購入する際の参考価格は170万円前後になると予測できます。
年式やグレードによって中古車価格に大きな開きがあることを頭に入れておきしましょう。
中古車を買う際は外装や内装、エンジンの調子などよく確認するように注意してください。
価格と車の状態を確認して自分が納得できる車を手に入れられると良いですね。
ボルボv40の故障率は?
前述しているように日本の車は「10万kmまではオイル交換くらい手がかからない」に対して、海外の車は「メンテナンスや部品交換をしながら自動車を維持していく」といった違いがあります。
ボルボV40に限った話ではなく、海外の車は「こまめにメンテナンスをして劣化している部品があれば随時交換する」が前提になります。
その前提を守りながら乗っていれば、“部品交換”を“故障した”とは思わない方がほとんどだと思います。
ディーラーなど優良な販売店から必要に応じてメンテナンスをしてもらい不調になる前に対応できていれば、「故障しやすい(故障率が高い)」といったことはないでしょう。
逆に日本の車と同じ感覚で乗っていると「不調が多い」と感じて、それが「故障率が高い」という結果に繋がるのだと考えられます。
ボルボv40の中古はやめたほうがいい?
ボルボV40はライバルであるドイツの自動車メーカーの人気車種よりも安価に購入できる安全性の高い車としてオススメできます。
「故障のリスク」についてはボルボに限らず海外自動車メーカー全般に言えることです。
そのため繰り返しにはなりますが「こまめにメンテナンスをして劣化している部品があれば随時交換する」の前提を守っていれば、ほとんど不便なく乗ることができるでしょう。
後述する“ボルボV40の魅力”もあるため、その中古車を購入することも全く問題はありません。
※ボルボV40は販売終了しているため中古車で購入するしか方法がありません(2024年3月現在)。
ボルボV40を安く購入するコツは?
ボルボV40は以下の中古車サイト3社だけ見ても中古車市場に多く出回っています。
参考価格は170万円前後と前述しましたが、「最低価格が13万円」「最高価格が320万円」と非常に幅のある価格帯となっています。
現在は販売終了している車種のため「新車並みの状態」を希望する場合は、どうしても320万円に近い価格になってしまうでしょう。
そこまで気にしないのであれば、走行距離はある程度は走っていてもメンテナンスがしっかりされている車両の購入を推奨します。
※ボルボの公式サイトでも認定中古車を検索できます。
候補として走行距離や状態などが同程度の車両を何台かに絞って各々の販売店と交渉することで値下げの余地が生まれることでしょう。
ボルボV40の中古を購入する際の注意点
前項のとおり、ボルボV40の中古価格は「最低価格が13万円」「最高価格が320万円」と非常に幅があります。
出回っている台数も豊富ですが、状態が良い車両から悪い車両まで様々でしょう。
特に海外の車は「こまめにメンテナンスや部品交換がされているか」が中古車を選ぶ上で重要になってきます。
前項で認定中古車を推奨している理由は「メンテナンス記録がしっかり残っている」車両を購入していただきたいからです。
ボルボV40の中古車を購入したけど、すぐに故障してしまい多額の修理費用がかかった。
そういったことがないように、購入を検討している方の希望する条件でより良い車両を選ぶことが注意点となります。
ボルボv40はなぜ生産終了した?
ボルボV40が販売終了した理由はハッキリとはしていません。
しかし自動車ファンや専門家が指摘している点がいくつかあるので紹介します。
次期プラットフォームへの移行
ボルボが新しく開発した次期プラットフォームへの移行のため、旧プラットフォームが採用されているボルボV40は販売終了するしかなくなったと言われています。
プラットフォームとは自動車の基本となる骨格のことを言います。
その骨格を変えるということは車自体がガラッと変わることになるので、生産・販売ができなくなったと考えられています。
市場のニーズに合わせるため
この記事でも「日本ではミニバンやSUV、軽自動車(ハイトワゴン)の人気が高い」と紹介しましたが、ボルボV40のようなステーションワゴンの需要の低さは海外でも同じのようです。
現在のところボルボV40の後継車種はなく、ボルボの公式サイトを見てみると「SUV」「エステート」「セダン」の大きく3種類がラインナップされています。
安くて600万円程度の車種もありますが、1,000万円前後が多く見られます。
ボルボが市場のニーズに応えたラインナップにするため、ボルボV40のような比較的安価な車種は販売終了したと考えられています。
ボルボv40の魅力
ボルボV40、そして自動車メーカーとしてのボルボの魅力と言えばやはり“高い安全性”でしょう。
それは創業当初から変わらない安全哲学があるからです。
ボルボは海外自動車メーカーで、販売価格も日本の自動車メーカーと比較すると高価です。
例えば日本で人気があるドイツの自動車メーカーにフォルクスワーゲンやBMW、メルセデス・ベンツなどがあります。
ボルボはその中でも高い安全性を売りにしているため、安全性能にかける開発費の割合も大きいと考えられます。
ボルボはスウェーデンの自動車メーカーなので、日本の車にもドイツの車にもないデザインも魅力です。
ボルボV40がおすすめの人は?
ボルボV40をオススメできる方について考えてみました。
もちろん前項で紹介した“高い安全性”に興味を惹かれる方にオススメしたいのですが、それに加えて「他の人と被らない車に乗りたい」という方にもオススメです。
ここでオーナーさんの口コミを紹介します。
道路を走っていても、自分同じV40と擦れ違うことがない!!あまり乗っている人がいないので、すごく良いよ!人と違う車に乗りたい人にお勧めです!!
引用元:ガリバー
ドイツの車はこれまで紹介している3つの自動車メーカーの他にもアウディもよく見かけます。
ボルボの車はそれらと比較するとあまり見かけないので、「好きで乗っている」「違いのわかる人」のようなイメージを持ちますね。
この記事では何度か注意点として紹介していますが、こまめにメンテナンスできる方にオススメです。
「ボルボ v40 中古 安い理由」を検索する人がよく思う質問3選
まとめ:安い理由を理解して状態の良いV40を探そう!
この記事ではボルボV40の中古車が安く売られている理由などを紹介しました。
結論として「ボルボV40だから悪い」という点は一つもないのですが、海外自動車メーカーに共通した注意点に気をつけることが重要です。
ボルボV40は“高い安全性”とボルボらしいデザインで“他の人と被らない車”という魅力があります。
ボルボの公式サイトで認定中古車を検索することもできるので、予算内で自分が納得できる状態の車両を手に入れましょう。
車を最高額で高く売る方法
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