バイク400ccの車検が廃止する可能性はある？車検費用や自分で行う場合のメリット、デメリットも解説！

日本では、車同様に、バイクオーナーも特定の排気量以上のバイクを所有する場合、車検を受けるように法整備されています。

車よりも多少ライトな感覚で所有することができるバイクも、車検がかかることで年間の維持費が車とあまり変わらなければ車両維持が大変になってきます。

今回の記事では、バイクオーナーの中で時折噂される、バイク400ccの車検が廃止されるのでは？ということや、もし、車検を自分で行う場合についての注意点等を解説していきます。

バイクオーナーで維持費を少しでも抑えたいと思っている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

バイク400ccの車検は廃止される可能性がある？

結論から言うと、バイク400ccの車検が廃止されるという可能性は低いです。

車検が必要ない排気量のバイクもありますが、400cc以上の中型バイク以上の場合、安全面という点と環境面という点で定期的な点検をし、安全で環境面にも考慮された状態かどうかのチェックを受けるように法整備されています。

排気量が大きいということはエンジンも大きく、パワーもあるため、バイクを適切にコントロールをするためにも低排気量のバイクよりも点検が厳しくなっています。

安全に運転をするという観点からも費用はかかりますが、今後も車検が不要になるという可能性は低いと考えておきましょう。

バイク400ccの車検費用はいくら？

一般的にバイク400ccの車検費用は次のような内訳で構成されています。

消耗品の交換などで発生する部品代がほぼかからないと仮定すると、およそ車検費用としては7万円～10万円ほどはかかると考えられます。

法定費用についてはディーラーや販売店による差はないため、どこで車検を受けても同じ費用です。

そのため、部品交換がなければある程度、最低限の費用に抑えることはできます。

車検を自分で行う場合のメリットとデメリット

税金等の法定費用を抑えることはできませんが、整備費用についてはディーラーや販売店に依頼するよりも自分で点検を行うユーザー車検を利用することで費用を抑えることが出来ます。

ただし、費用面でのメリットの他にある程度のデメリットもありますので、自分で車検をおこなう場合は以下の点を十分に考慮した上で検討してください。

メリット：車検当日に乗ることができる

一般的な車検の場合は、ディーラーや販売店に車両を預けて1日がかりで車検をおこなうことが多いですが、自分で車検をおこなう場合は、点検や書類などの手続きがスムーズに進めば1時間ほどで終えられます。

そのため、代車等を借りることなく車検当日に乗って帰ることが可能です。

メリット：料金の節約

自分で行う車検は、税金等の法的費用以外はかからないため、ディーラー等で行った時と比べると数万円は費用を抑えることができ、排気量によっては2万円ほどで行うことも可能です。

デメリット：受けることができるのは平日のみ

自分で車検をおこなうユーザー車検は、平日しか受けられないという大きなデメリットがあります。

特に社会人の方は車検のために休暇を取る必要が出てくるため、悩ましい部分になってくると考えられます。

デメリット：整備スキルが必要

ユーザー車検はそもそもバイクに関する整備スキルが必要になってきます。

何も知らない人が点検を行うことはできないため、基本的なバイクに関する知識はもちろんのこと、どこをどのように点検するか等、一定程度の整備スキルが必要であることも必須となります。

車検のいらないバイクは何ccまで？

バイク400ccは車検が必要ですが、250cc以下のバイクについては車検が不要となります。

そのため、少しでも排気量が大きいパワフルなバイクでありながら費用も抑えたいという方は、250ccのバイクがおすすめとなります。

バイク400ccの維持費を抑えるためのポイント

維持費がかかるとわかっていても、好きなバイクには乗りたいものです。

400cc以上のバイクは豊富なモデルが用意されており、バイクオーナーも欲しい価格帯のものが多いと考えられます。

車検は避けて通れませんが、少しでも維持費を節約するために次のことについて意識してみることもおすすめします。

定期的なメンテナンス

車と同様にバイクも乗れば乗るほど、その部品は消耗していきます。

タイヤ、エンジンオイル、フィルター類などについては定期的なメンテナンスを行うことで大きな部品交換にならないような予防整備が不可欠となります。

普段から多少の出費にはなりますが、エンジン本体に大きな影響を与えるようなトラブルを避けるためにも、日頃からのメンテナンスをおすすめします。

急アクセル、急ブレーキやアイドリングを控える

こちらも車と同様ですが、「急」のつく運転をすると燃費の悪化はもちろんのこと、消耗品へのダメージも大きくなる傾向があります。

エンジンにも決して良い乗り方ではないため、バイクに優しい乗り方を心がけることで燃費についても意識することが大切です。

「バイク 400cc 車検 廃止」を調べている人がよく思う質問

まとめ

今回はバイク400ccの車検についてや自分で車検をおこなうユーザー車検についてのメリットやデメリットをまとめました。

自動車を維持していくのとほとんど変わらないくらいの維持費がかかるため、バイク愛好家にとっては大きな出費ではありますが、安全に、そして環境にも配慮した形でバイクを楽しむためには必要な投資となります。

普段からの定期的なメンテナンスを始め、整備知識が豊富な方はユーザー車検にも挑戦することで、維持費を大きく抑えることが出来るため、今後検討してみてはいかがでしょうか。