BMWは1916年にドイツで航空機のエンジンメーカーとして設立されました。
そのため、BMWのエンブレムは航空機の“プロペラ”をイメージしたものと言われています。
現在では四輪車(乗用車)・二輪車(バイク)を製造・販売しているドイツを代表するメーカーです。
1981年にBMWは日本法人の「BMWジャパン」を創設し、日本国内では高級車メーカーとして知られています。
ドイツの高級車メーカー、BMWから2002年に2シーター・ロードスターとして登場したのが、Z4(以下、「BMW Z4」と表記)」です。
※2006年にクーペモデルも登場した。
この記事ではBMW Z4の中古車が安く売られている理由や中古車を購入する際の注意点など、購入を検討している方に役立つ情報をお届けします。
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bmw z4が安い理由は?
BMW Z4は日本国内では2003年1月に先代Z3の後継車種として販売開始されました。
2シーター・ロードスターというスタイリッシュなフォルムと高級感は多くの自動車愛好家を惹きつけています。
“高級車”に位置付けられるBMW Z4ですが、中古車市場では意外と安価に手にすることができます。
ここでは「中古車が安く売られている理由」について様々な視点で紹介していきます。
中古車が多く市場に出た
BMW Z4は2003年1月に販売開始されてから、2度のフルモデルチェンジを経て現行で3代目となります。
初代からの期間としては21年間も販売されていることになります(2024年3月現在)。
そのため、中古車市場でも比較的多くの台数が出回っています。
BMW Z4の中古車登録台数をいくつかの大手中古車サイトで調査してみました(2024年3月現在)。
高級車であるBMW Z4ですが、販売期間が長いということもあり中古車サイト3社だけを見ても結構な台数が登録されています。
中古車がたくさん出回っているので、様々な年式や車両状態のものがあります。
予算に応じた選択肢が広いとも言えるので、購入を検討している方にはメリットとなるでしょう。
古いモデルは安い
前項のとおりBMW Z4は販売期間が長く2度のフルモデルチェンジを経ているため、いわゆる“型落ち”となった車両も多く出回っています。
参考とするため、BMW Z4の年式ごとの中古車登録台数と中古価格相場を調査してみました(2024年3月現在)。
BMW Z4 年式 | 登録台数 | 中古価格相場 |
E85(2003年1月 〜 2009年5年) | 126台 | 34.8万円 〜 598万円 |
E89(2009年5月 〜 2017年6月) | 89台 | 89万円 〜 469.9万円 |
G29(2019年3月 〜 現在) | 71台 | 354.5万円 〜 762万円 |
初代E85型は最低価格が34.8万円で大体240万円前後、2代目E89型は最低価格が89万円で大体280万円前後と考えれば良いでしょう。
※E85型に関しては598万円の車両が突出していたため次点である437.2万円の車両で算出しました。
BMW Z4は高級車ではあるのですが、型落ちの車両を狙うことで200万円台が基準価格と言えるでしょう。
修理費が高い
BMW Z4に限らず海外自動車メーカーの車は、修理費が日本の自動車メーカーと比較して高額になります。
部品交換が発生した場合、部品を海外から取り寄せることになるためです。
また、国産車は日本の高温多湿を想定して開発されていますが、外国車は想定されていません。
そのため、故障が多発するなどして修理が必要になり、修理するにも部品が高額なので「修理費が高い」となってしまいます。
BMW Z4も例に漏れず部品代は高額になってしまいます。
オープンカーでありソフトトップを採用しているので、“幌が劣化して雨漏り”なんてことも考えられます。
購入する前に修理費も勘案して検討しましょう。
壊れやすいと思われている
「壊れやすい」というイメージも前項と同様に、BMW Z4に限らず海外自動車メーカーの車に言えます。
日本の自動車メーカーの車だと「10万kmまではオイル交換くらい手がかからない」という感覚で乗っている方も多いのではないでしょうか。
国産車は日本の気候(高温多湿)向けに作られており、故障が少ないためその感覚は間違ってはいないです。
国産車を所有した後に外国車に乗っていると、どうしても比較してしまうため「壊れやすい」といった評価をされてしまいます。
比較した上で「壊れやすい」という評価が一般的なイメージとして日本には広まっているのでしょう。
後項ではBMW Z4を含めた外国車が「実際に壊れやすいのか」について説明しています。
bmw z4は実際壊れやすい?
結論から言えば、残念ではありますが“国産車よりは”壊れやすいと言えるでしょう。
それは前述している日本の気候による要因に加えて、“根本的に”日本と海外自動車メーカーで車を所有する際の考え方が異なるからです。
海外自動車メーカーの車は「メンテナンスや部品交換をしながら自動車を維持していく」という考えを元にして作られています。
そのため、外国車を「10万kmまではオイル交換くらい手がかからない」といった国産車と同じ感覚で乗っていると「不具合が起きて部品交換が必要になった」といった事態になり、結果的にオーナーさんは「故障した」と思ってしまうのです。
その際の修理費も高額となるため、なおさら「壊れやすい」という思いが強くなるのでしょうね。
ディーラーなど優良な販売店から必要に応じてメンテナンスをしてもらい事前に劣化した部品を交換するなどの対応できていれば、「壊れやすい」といったことはないでしょう。
その際も“部品を交換する = 故障”という考え方ではないことも外国車を乗る上での心構えとなります。
bmw z4は不人気で評判が悪い?
BMW Z4は「不人気で評判が悪いのか?」を実際のオーナーさんの口コミを調査して真偽を確かめましょう。
BMW Z4を所有していました。この車の魅力は、とにかく車との一体感に尽きると思います。
引用元:ガリバー
運転席が後輪の直ぐ前にあるので、ハンドルを切ると、車が自分を中心に曲がるような、独特の感覚があります。
それを最も体感できるのが、連続したコーナーを走っている時で、後輪の動きがシートから、前輪の動きが
ハンドルから伝わってくるような、まさに車との一体感を感じることができます。
他にも重要なポイントが、高回転までスポーティに吹けあがるエンジンで、特に6気筒に関しては、回転が上がるにつれて、エンジンサウンドも素晴らしい演出をしてくれます。
エンジンについて書きましたが、燃費に関しては、待ち乗りが7km前後、高速道路で12km前後でした。
車体のサイズを考えると決して高燃費とは言えませんが、走りの質を考えたら、十分に納得できる数値だと思います。
ドライブを楽しむには、素晴らしい1台です。
こちらのオーナーさんは以前BMW Z4を所有したことがあり、ベタ褒めとも言える評価ですね。
ハンドリングやエンジン性能など、“走り”の評価は非常に高いようです。
実燃費は街乗りで約7km/L、高速道路で約12km/Lでお世辞にも良いとは言えませんが、それ以上に走りが楽しい車のようです。
良かった点
2Lの試乗だったがスタートボタンを押すと低いマフラー音にやられる 走行中もとても良い音 ただスピーカーからの演出音もあるのは良し悪し M40ⅰに乗りたいところだが正直20ⅰで十分 ただ40ⅰのエンジン、ブレーキキャリパー、Mエンブレムは捨てがたい気になった点
ハンドリングは少しきっただけでクイッとまわる ブレーキはシビア 両者ともあそびはないので街乗りには厳しい サスペンションもメーカー純正とは思えない硬さ 正直乗り心地は悪い スポーツカーとして割り切るならいいが オープンカーとしてラグジュアリーに乗るのは苦痛総評
引用元:カーセンサー
高級オープンカーにしては標準装備でTVチューナーがなく 中古車で後付けになると16~20万かかる スポーツカーで必要ないとはいえ時代遅れレスオプションにしたら良い
こちらのオーナーさんもBMW Z4の走りについての評価は高いです。
しかし、ハンドリングのクイックさやブレーキの効き、足回りの硬さといったスポーティーな走りに振っているため、「ラグジュアリーさがない」乗り味になっているようです。
これらのオーナーさんの評価から見えてくることは、“走りに特化した高級スポーツカー”といったBMW Z4のキャラクターと言えるでしょう。
休日にワインディングロードをドライブするといった用途には最適ですが、普段の街乗りでは少しストレスがある車とも言えます。
高級車にある“ゆったりとした乗り心地”で優雅にオープンエアーを味わいたいというドライバーにとって「評判が悪い」ということは事実のようです。
bmw z4の基本情報
ここまではBMW Z4が中古車市場に多く出回っている状況から、「壊れやすい」「評判が悪い」といったネガティブな事実まで紹介してきました。
BMW Z4は非常に魅力的な車でもあるので、ここで現行型(G29型)の基本情報を抑えておきましょう。
スペック
BMW Z4のカタログより、基本スペックを紹介します。
※エンジン排気量が2Lと3Lのモデルが存在するため、それぞれをまとめました。
基本スペック (グレード:sDrive20i M Sport) | ||
車両重量 | 1,490kg | |
燃費 WLTCモード | 14.1km/L | |
全長 × 全幅 × 全高 | 4,335mm × 1,865mm × 1,305mm | |
ホイールベース | 2,470mm | |
最低地上高 | 120mm | |
トランクルーム容量 | 281L | |
乗車定員 | 2名 | |
エンジン | 種類 | 直列4気筒DOHC |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 145kW(197馬力)/4,500rpm | |
最大トルク | 320N・m(32.6kgf・m)/1,450 〜 4,200rpm | |
燃料タンク容量 | 52L | |
使用燃料 | ガソリン(ハイオク指定) |
基本スペック (グレード:M40i) | ||
車両重量 | 1,580kg | |
燃費 WLTCモード | 12.2km/L | |
全長 × 全幅 × 全高 | 4,335mm × 1,865mm × 1,305mm | |
ホイールベース | 2,470mm | |
最低地上高 | 114mm | |
トランクルーム容量 | 281L | |
乗車定員 | 2名 | |
エンジン | 種類 | 直列6気筒DOHC |
総排気量 | 2,997cc | |
最高出力 | 285kW(387馬力)/5,800rpm | |
最大トルク | 500N・m(51.0kgf・m)/1,800 〜 5,000rpm | |
燃料タンク容量 | 52L | |
使用燃料 | ガソリン(ハイオク指定) |
維持費
BMW Z4の維持費をイメージするための代表例として、燃料代(燃費)、自動車税、自動車重量税について紹介します。
BMW Z4の維持費ですが、まずは燃料代についてイメージしやすいようにカタログ燃費から見ていきましょう。
グレード | カタログ燃費 |
sDrive 20i M Sport(2Lモデル) | 14.1km/L |
M40i(3Lモデル) | 12.2km/L |
ちなみにどちらもハイオクガソリン指定となります。
次に自動車税を見てみましょう。
グレード | 自動車税(年額) |
sDrive 20i M Sport(2Lモデル) | 39,500円 |
M40i(3Lモデル) | 51,000円 |
2つのモデルはエンジン排気量が異なるため、それぞれ自動車税の納税額が異なります。
さらに自動車重量税を見てみましょう。
※以下の税額は新車登録〜12年目の税額(4,100円/0.5t)です。
グレード | 自動車税(新車登録時、車検ごと) |
sDrive 20i M Sport(1,490kg) | 12,300円 |
M40i(1,580kg) | 16,400円 |
2つのモデルは車両重量が異なるため、それぞれ自動車重量税の納税額も異なります。
ちなみに13年目〜17年目は5,700円/0.5t、18年目以降は6,300円/0.5tと段階的に税額が上がっていきます。
これら3つの他にも自賠責保険料、任意保険料、車検費用などがかかります。
メンテナンスや修理で部品代や工賃もかかるので、その点も留意してください。
前述していますが、部品代が高額になることは忘れずに考慮しましょう。
bmw z4新車価格
BMW Z4の新車価格はモデルによって異なります。
グレード | 新車価格 |
sDrive 20i M Sport(2Lモデル) | ¥7,760,000(税込) |
M40i(3Lモデル) | ¥9,400,000(税込) |
新車価格で比較すると、M40i(3Lモデル)はsDrive 20i M Sport(2Lモデル)よりも200万円近く高額になります。
エンジン排気量やその他パフォーマンスが3Lモデルの方が上なので、どちらも高額ではありますが予算と相談して決めましょう。
bmw z4中古価格
BMW Z4の中古価格の相場をいくつかの大手中古車サイトで調査してみました(2024年3月現在)。
上記3社の相場価格を参考にすると、「最低価格が130万円」「最高価格が738万円」といったところでしょう。
調査した結果、BMW Z4を中古で購入する際の参考価格は430万円前後になると予測できます。
年式やグレードによって中古車価格に大きな開きがあることを頭に入れておきしましょう。
中古車を買う際は外装や内装、エンジンの調子などよく確認するように注意してください。
価格と車の状態を確認して自分が納得できる車を手に入れられると良いですね。
bmw z4を中古で購入する際の選び方
BMW Z4は現行で3代目となります。
初代〜3代目ではエクステリアデザインの変遷による印象もかなり違うので、その3台を見ていきましょう。
初代(E85型)
2代目(E89型)
3代目(G29型)
代が進むにつれてフロントマスクからシャープな印象を受けますね。
車を選ぶ上で“見た目”は重要な要素です。
自分の気に入った見た目の方が愛着が湧きますよね?
当然ではありますが、古い型式の方が中古車市場へ出回っており販売価格も下がる傾向にあります。
予算との兼ね合いで好きな型式と車両の状態を確認して購入を検討しましょう。
また、BMW Z4はモデルが複数存在し、エンジン排気量やその他パフォーマンスがそれぞれ異なっています。
現行(3代目)だけで言っても、2Lモデルと3Lモデルがあり新車価格は200万円ほどの差があります。
販売価格の差とパフォーマンスの差をどう見るかは個々人で意見が分かれるところです。
自分がBMW Z4にどの程度のパワーなど性能を求めているのか、どのような用途で所有するのかをよく考慮して検討しましょう。
bmw z4を中古で購入する際の注意点
BMW Z4のような外国車を中古で購入する際は、「こまめにメンテナンスや部品交換がされているか」という点が選ぶ上で非常に重要になってきます。
BMWによる認定中古車などを「メンテナンス記録がしっかり残っている」という理由で推奨できます。
また、BMW Z4はソフトトップを採用しているオープンカーです。
幌(開閉できるルーフ)の状態も車両によってマチマチだと考えられます。
「幌が劣化していて雨漏りしてしまった」というのはオープンカーにありがちなトラブルです。
前述していますが、外国車の部品は高額になるので「安いから」という理由で購入を決めてしまうと、結局は後から出費がかさむ可能性もあります。
BMW Z4の中古車を購入したけど、すぐに故障してしまい多額の修理費用がかかった。
そういったことがないように、購入を検討している方の希望する条件でより良い車両を選ぶことが注意点となります。
bmw z4中古の魅力
BMW Z4は高級オープンカー(スポーツカー)です。
新車価格は非常に高額ですが、中古車であれば市場に多く出回っており古い型式であれば比較的安価に購入することができます。
「海外自動車メーカーのオープンカーに憧れていた」「いつか乗ってみたかった」という方にとっては、手の届く範囲で中古車を手に入れることが可能です。
BMW Z4の“走り”の魅力については前述しているので詳しくは語りませんが、そのパフォーマンスも高評価を得ているので、購入を検討している方はぜひ実車を確認するなどしてアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。
「bmw z4 安い理由」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:bmw z4は中古車市場で狙い目か!?
BMW Z4の現行(G29型)の新車価格は、sDrive 20i M Sport(2Lモデル)が¥7,760,000(税込)、M40i(3Lモデル)が¥9,400,000(税込)と非常に高額です。
そんな高級オープンカー(スポーツカー)のBMW Z4でも古い型式であれば中古車市場に多く出回っており、比較的安価に購入することができます。
この記事を読んで前向きに検討している方は、憧れのBMW Z4オーナーになってみてはいかがでしょうか?
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