エンジンがかからない時にアクセル踏むのはアリ?エンジンをかける方法を調査!

いざ出かけようと自動車に乗り込んだとき、なかなかエンジンがかからないというトラブルはありませんか?

それが急いでいるときだと非常に困ってしまいますよね。

この記事では「エンジンがかからないときにアクセルを踏むのは適切か」とその他に「エンジンをかける方法」などをご紹介します。

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エンジンがかからない時にアクセル踏むのはアリ?

結論から言うと、セルが回る状態であればアクセルを踏みながらエンジンをかけることは問題ありません

「セルが回る」とはキーを回したとき(エンジンスタートボタンを押したとき)、キュルキュルとモーター音がする状態のことを言います。

セルが回るのにエンジンがかからないという状態であれば、エンジン内部のプラグが被ってしまっている可能性があります。

「プラグが被る」とはエンジンに取り込まれる空気とガソリンの混合気が、それに点火するためのスパークプラグを湿らせてしまっている状態です。

そのためプラグによって点火させることができなくなり、エンジンがかからないという現象が起きます。

この場合はアクセルを踏みながらエンジンをかける(セルを回す)ことで、エンジン内に空気が供給されてエンジンがかかる可能性があります。

ちなみに、キーを回しても(エンジンスタートボタンを押しても)キュルキュル音がしない場合は「バッテリー上がり」が考えられます

バッテリー上がりの対処法は?

以下にバッテリーが上がったときの対処法を紹介します。

1.ブースターケーブルが用意できて、もう一台の車がある場合

ブースターケーブル(バッテリーとバッテリーをつなぐケーブル)が用意できて近くにもう一台の車がある場合は、その車のバッテリーから充電させてもらいエンジンをかけることができます。

詳しくはトヨタ公式サイトでも対処法が紹介されていますのでご覧ください。

こちらの方法はあくまで「応急処置」「その場しのぎ」なので、早めに新品のバッテリーに交換しましょう。

引用元:Amazon

2.何も用意がない場合

この場合はJAFのロードサービスを呼んで「応急始動作業」を頼むことも選択肢の一つでしょう。

日頃からJAF会員であれば無料ですが、JAF会員でない場合は有料となるので注意が必要です。

また時期によってはJAFの到着までに数時間かかる場合もあります。

詳しくはJAF公式サイトをご覧ください。

このケースも早めに新品のバッテリーに交換しましょう。

引用元:JAF公式サイト

その他にもバッテリーを自動車用品販売店などで購入し自分で交換することも可能です。

しかし、自分の車に適合するバッテリーの選定や危険を伴う交換作業が必要となります。

そのため専門知識がない方にはオススメできません

エンジンがかからない場合でバッテリー以外の原因は?

セルは回るけどエンジンがかからない場合や鍵が回らない(スマートキーに反応しない)場合はバッテリー以外の原因を疑いましょう

そこで、バッテリー以外でどのような原因が考えられるかを以下に挙げます。

1.プラグが被っている

こちらに関しては前項で説明しています。

アクセルを踏みながらエンジンをかける」を試してみましょう。

2.ブレーキを踏み込んでいない

最近の車はブレーキを踏み込んでいない状態ではエンジンがかからない車種がほとんどです。

ブレーキを踏み込んでエンジンをかけてみましょう。

3.シフトレバーがパーキングに入っていない

AT車やCVT車はシフトレバー(ギア)がパーキング(P)に入っていないとエンジンがかからない仕組みになっています。

これはエンジン始動後に意図せず車が動いてしまうことを防ぐためです。

シフトレバーをパーキングに入れてエンジンをかけてみましょう。

最近のマニュアル車はクラッチを切らないとエンジンがかかりません

昨今はマニュアル車に乗る機会が非常に少ないですが、念のため覚えておくと良いでしょう。

4.ハンドルロックがかかっている

エンジンを切った状態でハンドルを動かしてしまうと、盗難防止のためハンドルロックがかかります。

そして、その状態ではエンジンはかかりません

ハンドルを左右に動かしながらエンジンをかけてみましょう。

5.鍵に問題がある

鍵を挿してエンジンをかけるタイプの場合、鍵が曲がっていたり損傷していると鍵が回らずエンジンはかかりません

スマートキーの場合は電池を内蔵しているので電池切れの可能性もあります。

鍵に問題がないかを確認してからエンジンをかけてみましょう。

以上、大きく5つの原因が考えられます。

トラブルが起きると焦りがちですが、落ち着いて対応しましょう。

アクセルを踏みながらエンジンをかける方法

セルは回るがエンジンがかからない場合は「プラグが被っている」可能性があると前項で説明しました。

ここではアクセルを踏みながらエンジンをかける方法を紹介します。

アクセルを踏んだままエンジンをかける手順

手順は非常にシンプルです。

1.セルが回ることを確認する。

2.セルを回すと同時にアクセルを踏み込む。

3.「2.」を数回だけ繰り返す。

4.エンジンがかかった場合は、再びプラグが被ることを防ぐためしばらくアイドリングさせる。

ここで注意が必要なのは上記手順は数回で留めておいた方が良いということです。

あまり繰り返しすぎると、バッテリー上がりやセルモーターの故障につながるのでチャレンジは控えめの方が良いでしょう。

それでもエンジンがかからなければ、ディーラーや車屋さんへ問い合わせてください。

エンジンかからないがセル回る時の注意点

セルが回るということはバッテリーは問題ない(弱っている可能性はある)ということです。

エンジンがかからないからといってセルを回し続けるとバッテリー上がりを起こす可能性が高くなります。

さらにセルモーターが故障する可能性もあります。

セルモーターが故障してしまうと部品交換が必要になるので、余計に出費がかさむことになるでしょう。

引用元:いらすとや

バッテリー上がりやセルモーターの故障が起きるとさらに手間や修理費用が増えることになります。

焦る気持ちを抑えて、セルを回しすぎないように注意しましょう。

復旧後の注意点

プラグが被る原因として、エンジンをかけてすぐ切ってしまう「ちょいかけ」が考えられるでしょう。

エンジン内部では取り込まれる空気にガソリンを混ぜた「混合気」を燃やしています。

ここでポイントになるのが、エンジン始動時はパワーが必要なためガソリンの割合が「濃いめの混合気」を燃やしているという点です。

エンジン始動直後に切ってしまう「濃いめの混合気」が燃え切らず液体に戻り、スパークプラグを濡らしてしまいます。

この状態を「プラグが被っている」と言います

これはトラブルからのエンジン復旧直後にも言えることです。

無事エンジンはかかったけど、すぐに切ってしまいプラグが被ってしまった」なんてことがないように注意しましょう

アクセルを踏んでもエンジンがかからない時の対処法は?

「アクセルを踏みながらエンジンをかける方法」を試してみたけどエンジンがかからない!

そんなときはプラグが被っている以外の原因を疑いましょう。

この記事ですでに紹介していますが、もう一度考えられる原因を簡単にまとめてみましょう。

1.プラグが被っている

2.ブレーキを踏み込んでいない

3.シフトレバーがパーキングに入っていない

4.ハンドルロックがかかっている

5.鍵に問題がある

トラブルで焦っていてもまずは落ち着いて、これらの原因がないか一つ一つ確認してください。

こういうときは意外と勘違いであったり些細なことが原因である場合も多いです。

しかし、原因が判明しない場合や判明したけど自分では解決できない場合は、ディーラーや車屋さんに問い合わせてみましょう。

エンジンがかからないトラブルを防止するには?

ここまで読んでくださった方で勘の良い方は気づいたと思いますが、

エンジンがかからないトラブルを防止する = 原因を作らない

トラブル防止の大原則と言えるでしょう。

念のため以下にまとめます。

1.プラグが被らないようにする → エンジンの「ちょいかけ」をしない

2.ブレーキを踏み込んでいない → 必ずブレーキを踏み込んでエンジンをかける癖をつける。

3.シフトレバーがパーキングに入っていない → 駐車するときは必ずパーキングに入れる。

4.ハンドルロックがかかっている → エンジンを切った状態では不用意にハンドルを動かさない

5.鍵に問題がある → 鍵の扱いに注意する、スマートキーの電池残量に気を遣う(電池交換)

上記の他にも「バッテリーを定期的に交換する」や「オイル交換などのメンテナンスを定期的に行なう」がトラブル防止になるでしょう。

「エンジンかからない アクセル踏む」を検索する人がよく思う質問3選

エンジンがかかりにくい時、アクセルを踏むとどうなりますか?

アクセルを踏むということはエンジン内に空気を取り入れるということです。

エンジンがかからない(かかりにくい)原因が「プラグが被っている」だとすると、新たに空気を取り入れることでトラブルが解決する場合があります。

エンジンがかからないがセルは回る原因は?

バッテリーに問題はないですが、その他の原因でかからない可能性があります。

エンジンがかからない状態でセルを回しすぎると、バッテリー上がりを起こす可能性もあるので注意してください。

アクセルを踏まなくてもエンジンをかけることはできますか?

最近の車はアクセルを踏まずにエンジンを始動することを基本としています。

エンジンへの負担や安全のため、不必要にアクセルを踏んでエンジンをかけない方が良いでしょう。

しかし昔のキャブ車(エンジンへの燃料供給にキャブレターを使用している車)など、アクセルを踏みながらの方がエンジンがかかりやすい車も世の中には存在します。

まとめ:注意点に気をつけながら対処を!

車に乗っているとトラブルはつきものです。

特にあまり車に詳しくない方だと、トラブルが起きたときに焦ってしまうでしょう。

しかし焦らず落ち着いて、この記事に書いてあるポイントを確認して役立てていただけると嬉しいです。

どうしてもトラブルが解決しないというときは、近くのディーラーや車屋さんへ頼ると良いでしょう。

そのために普段から(トラブル防止のためにも)メンテナンスをしてもらうなど、つながりを作っておくことも重要であると考えられます。

それでも不安な方はJAF会員になっておくと大きな備えになるかもしれませんね。

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