エンジンをかけて、いざ車を走らせようとした時にメーター内に見慣れないランプ(警告灯)が点いていたら焦りますよね。
警告灯の種類によっては、すぐにでも修理に出さなければいけないものもあるため、車に詳しくない人もメーター内の警告灯はある程度知っておいた方が安全です。
今回は、たくさんある警告灯の中でも目にする頻度が割と高いと思われる、バッテリーの警告灯について、点灯原因や対処法等を中心にまとめていきます。
エンジンをかけたタイミングで気づけばよいですが、走行中に気づいたときも慌てずに対処できるように解説していきますので、参考にしていただけると幸いです。
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バッテリーの警告灯が点灯してからどれくらい走る?
車は機械であるため、警告灯が点くということは、車に何かしらの異常が起こっているということです。
ただ、すぐにエンジンが止まったり動かなくなると危険であるため、警告灯が点灯するタイミングも多少のゆとりを持たせてあるようです。
では、バッテリーの警告灯が点いた場合は、どのくらい走るのでしょうか。
以下にまとめましたので参考にしてください。
バッテリーランプが点いてからの走行可能距離
バッテリーランプが点いてからの走行距離は、30~50kmが目安のようです。
ただし、この目安というのは一般的に考えられる理論値です。
そもそも、バッテリーランプが点くということは、バッテリーの電圧が低下していることを意味しています。
電圧が下がり続けると、突然エンジンが止まってしまったり、パワーステアリングが効かなくなり、急にハンドルが重くなるなど、とても危険です。
そのため、走行中にバッテリーランプが点いた場合は、エンジンが動いているうちにできるだけ安全な場所に停車し、業者や保険会社に電話するなどして、すぐに対処するようにしてください。
走行可能距離の背景
上述の走行可能距離には、いくつかの影響要素があります。
バッテリーの電圧低下やオルタネーターの異常で発電ができない状態が、バッテリーランプ点灯の原因と考えると、まずはバッテリーの負荷を減らす走行が必要です。
具体的にあげると、急発進や高速走行はバッテリーへの負荷が大きいため、避ける必要があります。
また、車の電装品関係もなるべく使わないようにすることが必要です。
具体的には、エアコンやオーディオ、ライトなどが該当します。
基本的な考え方
大切なのは無理をして車を走らせないようにすることです。
バッテリーランプが点いた場合、バッテリーに負荷をかけないようにすることで、理論上は車を走らせることができますが、いつエンジンが止まるかわからない状態とも言えます。
もし、走行中にバッテリーランプが点いた場合は、基本的に安全な場所に停車し、修理業者や保険会社に相談し、サポートを受けるようにしましょう。
バッテリーの警告灯が点灯する原因
普段からメンテナンスをしっかりしていれば、急に警告灯が点くという事態にはならないはずですが、何が原因なのかがわかっていると対応がしやすいですよね。
調べていくと、バッテリーの警告灯が点灯する主な原因は以下の2つが多いようです。
電気系統の不具合
バッテリーの警告灯が点灯する原因の一つは、電気系統の不具合です。
車のバッテリーは、エンジンの動力を利用してオルタネーターという発電装置を動かして充電を行いますが、このオルタネーターに不具合が起きるとバッテリーが充電されず、警告灯が点灯します。
運転をしていて、ヘッドライトが暗く感じたり、エアコンやオーディオなどの電気系統の調子が悪いと感じたら、オルタネーターを疑ってみましょう。
電圧が低下した
もう一つの原因は、バッテリーの電圧低下による点灯です。
オルタネーターの不具合による充電不良にも関連してきますが、バッテリーの消費が大きいオーディオ(サブウーファーなど)を長時間使ったり、夏場にエアコンを低い温度でフル稼働させ続けると電圧低下を招きます。
また、車を長期間使用しなかった場合も、バッテリーが自然放電してしまい電圧低下の原因になります。
状況別に警告灯が点灯する原因を紹介
バッテリーの警告灯が点灯する主な原因は上述の通りですが、点灯のタイミングは色々なパターンがあります。
ここでは、バッテリーの警告灯が点灯する原因を状況別にまとめましたので、当てはまる項目があるようでしたら、対応がスムーズにできるかもしれません。
それでは、順番に見ていきましょう。
バッテリー交換したのに警告灯がつく原因
バッテリーを交換したにもかかわらず、警告灯が点く場合があります。
原因はいくつか考えられますが、大きく分けると以下の3つが考えられます。
- 購入したバッテリーが何かしらの初期不良のため、電圧が不安定になっている
- バッテリーではなく、オルタネーターの不具合により発電が正常にされていない
- 自分でバッテリーを取り付けた際に、電極を逆にしてしまったり適合しないバッテリーを取り付けてしまった
特にバッテリーをDIYで取り付ける場合は、必ず正しい手順で取り付けるように注意しましょう。
バッテリー警告灯が走ると消える原因
車を走らせるとバッテリー警告灯が消える場合は、オルタネーターによる発電不足が考えられます。
車の発電機であるオルタネーターは、エンジンによる動力をプーリーやベルトを介して動かすことで発電させ、バッテリーを充電しています。
このプーリーやベルトが正常に動いているかを確認するとともに、オルタネーター自体も正常に動いているか確認が必要です。
発電がされないまま車を走らせると、充電不足によって急にエンジンが止まる可能性があるため、早急に修理するようにしましょう。
バッテリーの警告灯が点いたり消えたりする原因
バッテリーの警告灯が点いたり消えたりする原因は、電圧の低下による不安定さが主な原因です。
よくあるパターンとしては、エンジンを始動させた直後は多くの電力を必要とするため一時的に警告灯が点き、車を走らせると発電機によって充電されるため警告灯が消えるというものです。
これにはさらに2つの原因が考えられます。
1つ目は、バッテリーそのものの寿命が近づいていることが原因で十分に充電されないことによるものです。
2つ目は、オルタネーターに不具合があり、走行時に十分に発電されず充電が間に合っていないためです。
もし、バッテリーを交換したばかりであれば、オルタネーターの故障を疑い、整備工場等で見てもらうことをおすすめします。
バッテリー警告灯が点灯した後エンストする原因
バッテリーの警告灯が点灯した後でエンストする場合があります。
原因は、バッテリーの寿命又は充電不足による電圧の低下が考えられます。
車のエンジンは始動時(点火時)の他に、エンジンが動いているうちは常時電力を使っています。
バッテリーの充電が不十分で電圧が低すぎると、エンジンに電力を送ることができず、エンストにつながる可能性があります。
バッテリーの充電不足が考えられる場合は、発電機であるオルタネーターの不具合の可能性もあるため、ベルトの緩みはないか等、専門家に見てもらうようにしましょう。
バッテリー警告灯が点灯した場合に確認すべきことは?
バッテリーの警告灯が点灯したときは、まず以下の項目を確認してみましょう。
- ヘッドライトの明るさは正常か
-
バッテリーの電圧が低下していることが原因で警告灯が点く場合は、ヘッドライトが暗くなる傾向にあります。
手軽に確認ができるため、まずは警告灯が点いたらヘッドライトの明るさをチェックしてみましょう。
- オーディオやエアコン等の電装系に不具合は無いか
-
オーディオやエアコンは電力を大きく消費しています。
バッテリーの電圧が低下していることが原因の場合、これらの電装系の動作も不安定になることがあります。
エアコンの効きが悪かったり、オーディオの動作がおかしいと感じたらバッテリーの不具合の可能性を疑ってみましょう。
一度点灯していたバッテリー警告灯が消えたら問題はない?
もし、一度点灯したバッテリー警告灯が消えたとしても安心はできません。
警告灯が点灯するということは、何かが原因となってバッテリーの電圧が下がった可能性があるためです。
また、バッテリーの寿命が近づいているサインでもあるため、整備工場等でバッテリーの電圧を測定してもらうなど、早めに対処するようにしましょう。
バッテリー警告灯が点灯したことがある方の体験談
走行中にバッテリーの警告灯が点いて、嫌な予感がすると思ったら信号待ちでエンストして走行不能…
— ヒロ (@hiro_FD2_86) September 4, 2023
原因はオルタネーターでした💦
あるあるな故障らしいのでFD2オーナーさんは、新品が出るうちに変えた方が良いかも?🤔
突然逝くのは勘弁🫨 pic.twitter.com/hF0UhhVIdM
おはようございます😭ヨハネ号で沼津行く途中厚木で同時にバッテリー警告灯と排気の警告灯付いた多分オルタ死んだな😥壊れるのはいきなりだからな。とりあえず圏央道走ってるレジャーうざい💢下手くそ🙃 pic.twitter.com/MlHl4WcPu3
— 津島善子➕中野一花👰(誠) (@DA71TU12TKT6) August 11, 2023
ABS ASR ATチェックランプ
— 🐼🏖いとたく🛸💜 (@itotaku_) September 20, 2023
ブレーキチェックランプ
バッテリー警告灯
ブレーキブースター警告灯
ヘッドライトつかなくなって
スピードメーター落ちて0km/h
パワーウィンドウ動かない
回転数は普通で走行に問題ない
これってオルタ死んだやつ??
予想以上に、バッテリーの警告灯が突然点いたという体験談が多くありましたが、その多くがオルタネーターの故障が疑われているようでした。
突然のエンスト…という怖い体験をされている方もいるので、警告灯が点いたら早急に対処が必要ですね。
バッテリー警告灯が点灯した場合の対処法
バッテリーの警告灯が点いた場合は、すぐに停車し点検をしましょう。
上述の体験談からもわかるように、警告灯が点いた場合、最悪のケースだとすぐにエンストに繋がることが考えられます。
車を始動したタイミングであれば、エンジンを切りボンネットを開けてバッテリーの状態をチェックしたり、テスターを持っていれば電圧を測定してみましょう。
走行中の場合は、安全な場所に車を停めて、同様に点検をするか、難しい場合は、整備工場や保険会社を通じてカーサポートを受けるなど、早急に対処するようにしましょう。
バッテリー警告灯の点灯を防ぐ方法は?
バッテリーの警告灯の点灯を防ぐには、日常的なメンテナンスが不可欠になります。
特に、以下のことは普段から確認できる内容のため、定期的にチェックするようにしましょう。
- 専用の測定器やテスター等を使ってバッテリーの電圧を測定する
- バッテリー液の量が適切な範囲まで入っているかを確認する
- バッテリー本体の汚れで接触不良を起こしていないか確認する
- 長期間、車を使用しない場合はバッテリー充電器を使用して充電をするなど、バッテリーが上がってしまわないように対処する
- 電圧計を取り付けて、通常の電圧を把握しておく
「バッテリー 警告灯 どれくらい 走る」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:急にバッテリーの警告灯が点灯しても慌てず安全な場所で停車を!
今回は、バッテリーの警告灯が点灯する原因やその対処法についてまとめました。
バッテリーの状態によっては、多少であれば走行することができるようですが、最悪、すぐにエンストにつながる可能性もあります。
そのため、警告灯が点いた場合は慌てずに安全な場所に停車し、自己点検をして必要に応じて整備工場等に連絡して見てもらうようにしましょう。
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