トヨタ・プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド車として販売が開始されました。
その後、燃費性能の高さとエコを求める時代への要請から徐々に販売台数が伸び、令和3年1月末現在では国内登録台数が約177万台と、大人気車種に成長しています。
でも、プリウスって事故を起こしやすい車じゃないの?
プリウスは、重大な暴走死傷事故をたびたび起こしたため、そういったイメージができあがっています。
そこで、以下では、プリウスが事故を起こしやすい理由や、プリウスの実際の事故率について、解説します。
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プリウスが事故る理由はだいたいこれ
プリウスは、世界初の量産ハイブリットカーです。
ですが、それゆえに、特に初期型車両では、十分に操作性が成熟しておらず、操作性が複雑化し、事故を起こしやすい傾向があります。
そこで、以下では、プリウスが事故を起こす理由について、操作が複雑であるという点も含めて、もう少し、詳しく説明してゆきます。
加速や減速が感じにくい
プリウスは、ハイブリット車ですが、電気モーターとガソリンエンジンの切り替えがスムーズで、加速や減速が感じにくいという特徴があります。
特に、発進時は、モーターを使うので大きな音がでないため、加速が感じられにくくなります。
そのため、アクセルとブレーキを踏み間違えても、すぐに気が付がつきません。
かなりの速度になってからき気がついて、慌ててブレーキに踏みかえても、その時は手遅れといったケースが多発しています。
操作が複雑
プリウスは、操作系統が電子化されていて、ボタンやタッチパネルでの操作が多くなっています。
そのため、一般的な車よりも、操作が複雑化しています。
例えば、プリウスのシフトは、常に中央の位置の戻る仕組みの電子式シフトレバーを採用しています。
一般的な車では、レバーを動かせば、その位置に固定されますが、プリウスは、レバーを動かしても、勝手に元の位置に自動的に戻ってしまいます。
こういった特殊な操作機器は、慣れない者が操作すると、誤操作を起こしやすくなるため、事故発生率を高めます。
高齢者のドライバーが多い
プリウスは、燃費やサイズ感から、幅広い層に人気がありますが、特に60代以降のシニア層に人気があります。
一説によると、プリウスユーザーの平均年齢は60代とされています。
その理由としては、燃費の良さも当然ありますが、今のシニア世代はセダンタイプのデザインの車を好みますが、プリウスは、セダンに近いデザインですので、それが評価されているようです。
SNSやニュースの影響
高齢者のプリウスドライバーが、アクセルとブレーキを踏み間違えたり、狭い道路でアクセルを全開にしたりして、母子や児童の列に突っ込んで、死傷者が出る大事故を起こしたというニュースは、記憶に新しいところです。
また、大事故ではないけれども、やはり、高齢のプリウスドライバーが、運転ミスを起こして、壁や建物に突っ込んだというニュースは、頻繁に耳にします。
こういった報道で、プリウスは事故を起こしやすいというイメージが出来上がっています。
さらに、このニュースに刺激されて、SNSなどで、プリウスは事故を起こしやすいと発信する人がいますので、ますます、そのイメージが強くなります。
台数が多い
プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリット車として登場して、今では、大人気車種に成長しています。
令和3年1月末現在の国内登録台数は177万台と、ホンダの人気車種であるフィットの106万台を大きく引き離しています。
台数が多いと、事故率が低くても、プリウスが起こした事故の件数はどうしても多くなってしまいます。
プリウスの事故率は、全車種平均の事故率よりも低いですが、台数が多いことで、事故の多さがどうしても目立ってしまいます。
プリウスの踏み間違いが多い理由は?
プリウスのアクセルとブレーキの踏み間違いが多い理由としては、プリウスは、アクセルとブレーキのペダルが近い位置にあることが、まず、考えられます。
また、プリウスはハイブリット車ですので、発進時にはモーターを使うので、音がほとんど出ません。
そのため、アクセルとブレーキを踏み間違っても、ガソリン車の場合はすぐ気が付くのに、プリウスの場合は、かなりの速度が出てから気が付くので、事故につながりやすくなります。
プリウスの事故率はどれくらい?
国土交通省が公開している「自動車の事故発生状況」(令和2年度)と、「自動車の登録台数」(令和3年1月末)から算定したプリウスの事故率は0.62%となっています。
この数字は、トヨタのハイブリットカーのアクア(0.56%)や、ホンダのフィット(0.57%)と比較すると、少し高くなっていますが、全車種平均(0.68%)よりは低い数字となっています。
プリウスの事故率は、全車種平均を下回っているので、統計的には、プリウスが事故を起こしやすい車だとは言えません。
プリウスミサイルと言われるなぜ?
プリウスは、高齢者ドライバーが、アクセルとブレーキを踏み間違ったりして、壁、建物、人の列などに突っ込む事件が、頻繁にテレビなどで報道されています。
ミサイルも、発射されたら、正確に、攻撃対象の建物などに突っ込みます。
プリウスが運転ミスで建物などに突っ込むことを、発射されたミサイルが攻撃対象に向かって突っ込んでいく姿にかけて、プリウスミサイルといいます。
大人気車種として高い評価を受けているプリウスにとっては、大変不名誉な呼び名です。
プリウスミサイルについてトヨタの見解は?
2019年6月13日のトヨタ自動車の定時株主総会で、「高齢者が運転するプリウスが暴走する事故が目立つが、プリウスは大丈夫か」という質問が株主から出されました、
この質問に対し、当時の吉田副社長は、「プリウスは、お客様の安心・安全を第一に、厳しい基準で評価され、世に出されている」と答えたにとどまります。
トヨタの見解は、「プリウスの事故は、車両の欠陥ではなく、利用者が多いから目立つだけだ」というもののようです。
プリウスの安全性能は?
プリウスは、発進時に大きな音が出ないなどのハイブリット車特有の運転感、踏み間違いを起こしやすいペダル配置、複雑な電子操作系統など、事故を誘発しやすい要素が複数あり、安全性能という面では、少々不安のある車です。
長年運転してきたベテランドライバーであれば、こういった車でもすぐに慣れて安全に運転できます。
しかし、初めて運転する方や、高齢者にとっては、どうしても、安全性能に不安のある車となってしまいます。
プリウスのような事故を防ぐためには?
プリウスには、オプションで、ペダル踏み間違い加速抑制装置が販売されています。
プリウスの運転に不安のある方であれば、この装置を取り付けることで、事故を起こしにくくすることができます。
また、2021年11月以降からは、新型国産車には、自動ブレーキ装置(先行車や人との衝突を察知した場合、自動ブレーキが作動する装置)の装着が義務付けされています。
2021年11月以降に新車登録されたプリウスには、この装置が装着されているので、これに乗れば、より安全です。
「プリウスが事故る理由はだいたいこれ」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:プリウスが事故る原因は高齢ドライバーが多いということも!
プリウスが事故を起こす原因は、プリウスが世界初の量産ハイブリットカーであるがゆえに、操作性などが成熟しておらず、操作がやや複雑であっとという要因と、操作に慣れるのに時間がかかる高齢者がプリウスユーザーに多いという2つの要因が、組み合わさって形成されたと考えることができます。
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