新型ハリアーは大きすぎる？狭い道は運転難しいからやめたほうがいいのは本当か調査

国産のミドルサイズSUVの中で長きにわたり王者として君臨し続けているのが、トヨタハリアーです。

ハリアーは、発売当初から高級路線を貫いており、数あるSUVの中でもプレミアムSUVというジャンルで今もなお、不動の人気を誇っています。

そんなハリアーですが、モデルチェンジをするに従い、ボディサイズが大きくなってきているため、一部ユーザーからは、ミドルサイズSUVでありながら大きすぎるという声もあるようです。

今回の記事では、新型ハリアーのボディサイズに着目しながら、日本の道路事情でも安心して運転ができるサイズと言えるのかどうかをまとめていきます。

新型ハリアーの最新情報、新型ハリアーの納期について気になる方は、こちらをご覧ください！

新型ハリアーは大きすぎる？

新型ハリアーは、旧型ハリアーと比べてボディサイズが拡大しました。

そのため、大きすぎるから運転が難しいという声や狭い道が怖くなったという声があるようです。

まずは、真相を確かめるために具体的にどのくらいサイズが大きくなり、本当に運転が難しいほどの大きさなのかを一つひとつ検証していこうと思います。

新型ハリアーのサイズ

ここからは、新型ハリアーのボディサイズについて具体的な数値をもとに検証をしていきます。

数値だけではピンとこない人もいるかもしれないので、後ほど旧型ハリアーとの比較もして真相を探っていこうと思います。

新型ハリアーの寸法図

新型ハリアーの寸法図は現在、公式からは公表されていないためCADデータになりますが、次の項目からの詳細サイズを参考にイメージしていただければと思います。

ちなみに60系ハリアー（旧型ハリアー）の寸法図はWEB上にありますので、比較する際は参考にできると思います。

新型ハリアーの全長

新型ハリアーの全長は4740mmとなっており、国産ミドルクラスSUVの中ではトップクラスに全長が長いと言えます。

競合車種として比較されることが多いレクサスRXやマツダCX-8は、新型ハリアーよりも200mm近く長いため、そこまでの大きさはありませんが、これらはラージクラスSUVになるので別セグメントとなります。

ちなみに同クラスで人気車種である、トヨタRAV4、スバルフォレスター、レクサスNX等と比較すると、新型ハリアーの方が100mm以上全長が長いです。

新型ハリアーの車幅

新型ハリアーの全幅は1855mmとなっています。

輸入車に代表される高級車の場合、全幅は1900mm前後の車種もあることを考えると、決して驚くような数字ではありません。

しかし、使い勝手を考えたときにネックとなるのが、一般的なマンションの機械式駐車場の全幅制限である1850mmを超えているところです。

全幅制限ギリギリを攻めるのは怖いため、この駐車場問題を理由に断念するという人もいるようです。

新型ハリアーの最小回転半径

運転のしやすさの指標の一つに、小回りの効きやすさを表現する最小回転半径というものがあります。

新型ハリアーの最小回転半径は5.5ｍとなっており、これは明らかに車の取り回しが悪いと分類されるレベルにあります。

狭い駐車場での切り返しや片側2車線でのUターンはかなり苦労する可能性があります。

ハリアーの大きさ比較

新型ハリアーのボディサイズについて大まかに確認をしたところで、今度は旧型ハリアーや他の競合車種とも比較をしていきます。

もし、競合車種に乗っている人がいれば、数字を比較するだけでサイズ感がわかるかもしれないので、参考にしていただければと思います。

新型ハリアーと旧型ハリアーのサイズ比較

まずは、初代ハリアーからボディサイズに着目した推移を見ていきます。

年式（何系）	全長	全幅	全高
初代（10系）	4,575mm	1,815mm	1,665mm
2代目（30系）	4,735mm	1,845mm	1,670-1,680mm
3代目（60系）	前期4,720mm 後期4,725mm	1,835mm	1,690mm
4代目（80系）	4,740mm	1,855mm	1,660mm

初代ハリアーから2代目にかけてが一番巨大化したと言えますが、3代目でダウンサイジングされたものが、また新型ハリアーになり大型化されたため、見かけ上は年々巨大化しているように見えてしまうようです。

新型ハリアーは2代目の巨大化したハリアーとほぼ同サイズと言えます！

新型ハリアーと競合車種とのサイズ比較

次に、同じミドルクラスSUVの競合車種と比較した場合をまとめていきます。

年式（何系）	全長	全幅	全高
新型ハリアー	4,740mm	1,855mm	1,660mm
RAV4	4,610mm	1,865mm	1,695mm
エクストレイル	4,660mm	1,840mm	1,720mm
CX-5	4,575mm	1,845mm	1,690mm

この表を見てみると、新型ハリアーが一番大きいというのわかりますが、RAV4と比較すると全長が100mm長いだけで、見た目は大きな差はないと言えそうです。

新型ハリアーは、RAV4とは大差ないが他のミドルクラスSUVと比較すると、やはり大きい！

新型ハリアーは運転が難しい？

新型ハリアーは、旧型ハリアーや他の競合車種と比較すると、明らかにボディサイズが大きいということがわかります。

このボディサイズが大きいということが、運転が難しいという意見に繋がっている大きな理由と言えそうです。

しかし、新型ハリアーはボディサイズを大きくしただけではなく、先進的な安全装備やドライバーアシストを豊富に備えている最新車種であるため、大きさを感じさせないような安心感のある運転アシストが備わっているのが特徴です。

そのため、カメラやセンサーによる運転サポートに慣れていけば、運転が難しいと感じることも少なくなってくる可能性があります。

新型ハリアーは狭い道を走行できない？

新型ハリアーは、ボディサイズが大きいことにより日本の道路事情の中では取り回しに苦労したり、視界が増えて周りがよく見えないなど、人によっては感じる可能性があります。

しかし、上述の運転サポートをうまく活用し、慣れていけば多少、狭い道であっても安全に走行ができる可能性があります。

運転に自信がない人でどうしても新型ハリアーが欲しいという人は、運転サポートに関する装備はしっかりと付けた方がいいでしょう。

新型ハリアーはやめたほうがいい？

新型ハリアーがミドルクラスSUVの中でトップクラスに大きいという事実は変わりませんが、そのデザインや高級感などに惚れ込み、どうしても欲しいという人は、ぜひ試乗をしてから購入することをおすすめします。

ボディサイズが大きくても、使用環境が道幅の広い交通量の少ないところなどであれば問題ありません。

逆に、都心のように道が狭い環境で使用する場合は乗りこなせるかどうかを試乗することで確かめるようにしましょう。

「新型ハリアー 大きすぎる」を検索する人がよく思う質問４選

まとめ：サイズは大きくなったが装備が充実しているので安心

今回は、新型ハリアーのボディサイズに着目し、運転の難しさの問題や競合車種とのサイズ比較等をまとめました。

ハリアーが持つ高級感や流麗なボディラインなどは国産車の中では突出しており、まさにプレミアムSUVという名にふさわしい作りと言えます。

ボディサイズは大きくなってしまいましたが、上述のとおり、先進安全装備をうまく活用することで運転のサポートをしてくれるため、慣れていけば安心して乗ることができると思います。

購入を検討されるときは、必ず試乗して運転の感覚を確かめることも忘れないようにしてください。