プリウスphvの中古が安い理由は?プリウスphv中古の評判・口コミ

昨年のダイハツによる不正に続き、今年に入ってトヨタの原点とも言える豊田自動織機でも不正がありました。

日本を代表する自動車メーカーということもあり、自動車業界に激震が走っています。

そのような厳しい状況の中でトヨタ自動車が販売しているプリウスPHVの評価はどうなっているのか。

この記事ではプリウスPHVが安い理由、乗っている人の特徴などを紹介します。

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プリウスphvの中古が安い理由は?

引用元:カーセンサー

中古販売価格が安いと言われているプリウスPHV。

ここではいくつかのポイントに絞って、プリウスPHVが安い理由に迫ってみます。

新型が影響している

引用元:トヨタ自動車公式サイト

トヨタ自動車が製造・販売するプリウスは1997年12月に初代が誕生し、2023年1月に販売開始された現行型で5代目となります。

その5代目である新型プリウスPHV(上画像を参照)の見た目を4代目以前(前項画像は4代目)と比較すると、同じくトヨタ自動車の現行クラウンにも見られるような非常に未来的なデザインとなっています。

中古車市場に出回っている4代目以前のプリウスPHVは「型落ち」というイメージがより強くなり、中古価格相場も下がることが予想されます。

急速充電非対応が影響している

2023年1月に販売開始された5代目プリウスPHVですが、進化している部分もあれば少し残念な部分もあります。

2代目プリウスPHVから採用していた急速充電が5代目で非対応となりました。

トヨタ自動車によると「今後の電気自動車の市場拡大急速充電スタンドの普及率を想定したこと」とのことですが、先見の明なのかどうかは売れ行きや消費者の評価が決めることになりそうです。

トヨタ自動車が「良かれと思って」変更したと考えられますが、現実的な消費者から見ると「改悪」と評価せざる負えないでしょう。

公共の充電スタンドが影響している

プリウスPHVはその名のとおりプラグインハイブリッド車なので、充電スタンドで駆動バッテリーを充電することになります。

ここでは、充電スタンドの普及率について考えてみます。

以下は(社)次世代自動車振興センターのによる「どこで充電できるの?」という質問に対しての回答です。

ガソリンスタンドの数が減少している一方、ここ数年で充電スポットは全国的に急増。EVを販売しているカーディーラーはもちろん、コンビニスーパーマーケットをはじめ、日常よく訪れる場所にも充電器が数多く設置されています。また、高速道路のサービスエリア道の駅など、長距離移動時の幹線道路沿いにも整備されており、休憩時間や買い物ついでに充電する人も多く見られます。全国の充電スポット数は今や2万1千箇所以上にのぼり、ガソリンスタンド数の6割以上に匹敵するともいわれています。

引用元:(社)次世代自動車振興センター

この回答を見ると電気自動車やプラグインハイブリッド車を所有しても不安は少ないように思われます。

しかし実際に充電スタンドが充実していると言えるのは、東京都や大阪府といった都市部に関してでしょう。

やはり日本全国で考えると充電インフラ整備の進み具合としては不十分と言わざるを得ません。

そういった事情もあるので、前項で紹介したように急速充電が非対応になった点は「街中に充電スタンドがある」といった環境でなければ非常に不便に感じるでしょう。

走行距離やバッテリー劣化が影響している

引用元:トヨタ自動車公式サイト

プリウスPHVは旧型と新型に限らずモーターでタイヤを動かすための駆動バッテリーが搭載されています。

そして駆動用バッテリーには寿命があります。

一般的に駆動用バッテリーの寿命は5年~8年走行距離は10万kmが目安とされています。

そしてトヨタ自動車のメーカー保証は「新車購入から5年」または「走行距離10万kmまで」のいずれか早い方となっています。

※中古車についてのメーカー保証についてはトヨタ自動車公式サイトをご覧ください。

もしメーカー保証を受けられない場合、駆動用バッテリーの交換費用は20万円〜60万円(部品代と工賃)が相場となっています。

プリウスPHVに限らずハイブリッド車を中古で購入する場合、駆動用バッテリーは劣化していることが前提となります(前オーナーが交換している可能性もある)。

そのため、プリウスPHVの中古車市場での価値が下がっているとも考えられます。

そしてメーカー保証の対象外であれば、交換費用として20万円〜60万円かかる可能性があることを覚悟して購入しなければなりません。

ハイブリッド車へ乗り換えが増えている

ここまで紹介した「急速充電非対応」「充電スタンドの普及率(個々人の生活環境)」を考慮したとき、必ずしもプラグインハイブリッド車である理由がなくなる可能性があります。

なぜならば、単なるハイブリッド車(外部充電不可)であれば従来どおりにガソリンスタンドで給油を行いながら低燃費のメリットを享受できるからです。

そのため、ドライバーによってはプラグインハイブリッド車よりもハイブリッド車を選択した方が便利でストレスなく所有できるでしょう。

生活環境によってはハイブリッド車を選択するドライバーが増えています。

購入を検討している方は、「本当にプラグインハイブリッド車が必要か?」「ハイブリッド車で十分でないか?」を一度考えてみましょう。

自宅に外部充電設備がある場合などはプラグインハイブリッド車のメリットを最大限に活かせるため、非常に経済的で便利だと言えるでしょう。

需要と供給のバランスが影響している

トヨタ自動車のプリウスと言えば「ハイブリッド車の先駆け」とも言える存在であり、1997年12月の誕生以来26年間も販売されている車種になります(2024年3月現在)。

そのため、日本国内どこへ行ってもプリウスをよく見かけるような状況です。

近年はどのメーカーもハイブリッド車やプラグインハイブリッド車そして電気自動車に力を入れているため、メーカー間の競争が激しさを増しています。

中古車市場もそれらの車種の割合が増えているため、消費者は様々なメーカーや車種の選択肢が多いと言えるでしょう。

プリウスPHVの需要だけではなく、消費者にはたくさんの選択肢があるため供給過多になっていると考えられます。

中古市場が変動している

2023年1月に5代目の新型プリウスPHVが販売開始されて、中古車市場に出回っているプリウスPHVも増加傾向にあると考えられます。

そこで、ここ最近のプリウスPHVの価格推移を調査してみました。

引用元:車選びドットコム

新型プリウスPHVが販売開始された影響で買取相場は150万円から110万円程度まで下がったようですが、車両価格に大きな変動はないようです。

前述の予想では新型プリウスPHVの影響で4代目以前のプリウスPHVは「型落ち」というイメージが強くなり、中古車の販売価格が下がると考えていました。

しかし旧型のプリウスPHVの人気が衰えていないということなのか、現在のところは中古車の販売価格が下がっていないという結果でした。

プリウスphv中古の評判・口コミ

引用元:トヨタ自動車公式サイト

初めて乗ったときに思ったのは、とにかく静か。今までの車の感覚を覆す静かさで、エンジンが掛かってるのか?と疑ったくらい。山道は流石にちょっと唸るフェイスがすごく好みだが、やはりバックウィンドウからのデザインが凄く好みだ。毎日乗っても飽きない。初代プリウスから続く、ウィング下にのぞくウィンドウがまた良い。いろんな感性をくすぐられる。住んでいる土地柄か、充電にはやはりまだまだ苦労させられるが、そこは今後に期待。

引用元:ガリバー

良かった点

私は燃費を気にしてこの車を購入したのですが申し分ありません。通勤時間帯に使用するので赤信号によくつかまりながら停車と発進を繰り返していますが、ガソリンは月に2回程度や少ない時には1回しか入れなくても済むくらいです。財布のことを考えるとこれ以上いい車はないんじゃないでしょうか。あとはエンジン音がとても静かなので乗っている時の不快感が無いのもいいですね。また、運転中に周囲を見渡しやすい設計となっているので、曲がる時などもさほど気にならないので、運転しやすい車というところもいいですね。

気になった点

良いところの反対にもなるのですが、あまりにもエンジン音が静か過ぎるので人混みを走行している時に通行人が車が迫ってきていることに気づいてくれないので急に車の前に飛び出して来ないかかなり不安になりますね。あとは多くの荷物を載せれないところですね。なので多くの荷物を載せたい旅行の時などは使用しにくいところでしょうか。

引用元:カーセンサー

【良い点】
電費が良く 1回の充電で走れる距離が今まで乗っていたアウトランダーより長い
燃費もよく アウトランダーより小さいので小回りが利く
高速の直進性がよく安心して走れる

【悪い点】
折角静かな車なのに ロードノイズや外音の侵入が思いのほか多い
全体的に良く見えるだけに 後方の視界が少し残念

引用元:グーネット

ポジティブな評価としては「燃費が良い」「静か」「デザインが良い」「小回りがきく」「高速直進性が良い」といった意見がありました。

燃費が良く静かなところはさすがハイブリッド車なのですが、小回りが効くという「扱いやすさ」も優れているようです。

意外だった評価は、加速感やブレーキが良いなどの「走りの良さ」についても好評なところですね。

ネガティブな評価としては「(住んでいるところによって)充電に苦労する」「荷室が狭く荷物が載らない」「防音性が低い」といった意見がありました。

やはり充電スタンドが充実していない場合は苦労しているようです。。

荷物が載らない点はセダンタイプなので、ワゴンタイプなどと比較すると不便さを感じてしまうでしょう。

防音性が低い点は走りが「静か」である分、外界の雑音が聞こえやすくなってしまい気になるオーナーさんもいました。

プリウスphv中古のメリット

前項や紹介しきれなかった口コミを見るとわかりますが、プリウスPHVは非常に評価の高いプラグインハイブリッド車であることは間違いありません。

中古車の販売価格は後項で詳述しますが、実際に所有しているオーナーさんからの評価が高いプリウスPHVを220万円ほどで購入できます。

予算に応じて100万円台でも購入できるので、前述の駆動バッテリーの交換費用も予め考えた上で検討してみると良いでしょう。

プリウスPHVはプラグインハイブリッド車として高性能で高評価

中古販売価格を高いと見るか安いと見るかは検討している方次第です。

プリウスphv中古のデメリット

プリウスPHVを中古で購入するデメリットは、前述しているように駆動バッテリーの劣化が考えられるという点です。

中古で販売されている車両は走行距離にも寄りますが、確実に駆動バッテリーが劣化していると言えます。

新車で購入した場合は当然ですが駆動バッテリーも新品、メーカー保証の手続きも安心して行うことができます。

繰り返しになりますが、トヨタ自動車のメーカー保証は「新車購入から5年」または「走行距離10万kmまで」のいずれか早い方となっています。

メーカー保証の対象外であった場合、駆動用モーターの交換が必要になったとき交換費用は20万円〜60万円(部品代と工賃)と決して安くはないので十分に注意が必要です。

プリウスphvの中古価格は?

プリウスPHVの中古価格の相場をいくつかの大手中古車サイトで調査してみました(2024年3月現在)。

 中古車サイト 買取相場
 ガリバー39万円 〜 375万円
 カーセンサー119万円  〜 375万円
 グーネット54.8万円 〜 375万円
引用元:中古車サイト3社

上記3社の相場価格を参考にすると、「最低価格が70万円」「最高価格が375万円」といったところでしょう。

調査した結果、プリウスPHVを中古で購入する際の参考価格は220万円前後になると予測できます。

年式やグレードによって中古車価格に大きな開きがあることを頭に入れておきしましょう。

中古車を買う際は外装や内装、エンジンの調子などよく確認するように注意してください。

価格と車の状態を確認して自分が納得できる車を手に入れられると良いですね。

プリウスphvの燃費は?

プリウスPHV(現行型)の燃費ですが、プラグインハイブリッド車の他に参考としてハイブリッド車も以下にまとめています。

プリウスPHV  燃費(グレード別)
2.0L プラグインハイブリッド車2WD26.0km/L
2.0L ハイブリッド車2WD28.6km/L
4WD26.7km/L
1.8L ハイブリッド車2WD32.6km/L
4WD30.7km/L
引用元:トヨタ自動車公式サイト

エンジン排気量や駆動方式から言えば当然ですが、燃費が一番良いグレードは「1.8L ハイブリッド 2WD」です。

32.6km/Lと非常に優秀な燃費となっています。

次いで「1.8L ハイブリッド 2WD」「2.0L ハイブリッド車 2WD」「2.0L ハイブリッド車 4WD」「2.0L プラグインハイブリッド車 2WD」と続きます。

プリウスPHVのプラグインハイブリッド車が一番燃費が悪いように見えますが、外部充電によってガソリンの使用量を極限まで減らすことも可能です。

そのため、ガソリン燃費で言えばプラグインハイブリッド車が一番となるでしょう。

プリウスphvの中古はやめたほうがいい?

引用元:トヨタ自動車公式サイト

プリウスPHVに限らずプラグインハイブリッド車ハイブリッド車電気自動車と言ったモーター駆動をする車種駆動用バッテリーの寿命に注意することは何度か紹介してきました。

駆動用バッテリーのメーカー保障は「新車購入から5年」または「走行距離10万kmまで」のいずれか早い方となっています。

プリウスPHVの中古車を購入する場合は、年式が新しく走行距離が短い車両(保証を受けるためメンテナンスノートが残っている)を推奨します。

※中古車についてのメーカー保証についてはトヨタ自動車公式サイトをご覧ください。

こちらも繰り返しになりますが、メーカー保証なしでの駆動用バッテリーの交換費用は20万円〜60万円(部品代と工賃)が相場となっています。

プリウスPHVの中古車で購入後に交換費用として20万円〜60万円かかることを想定して乗る方は、メーカー保証がなくとも選択肢に入るでしょう。

プリウスphvの中古購入で後悔しないために注意するポイントは?

プリウスPHVの中古車を購入する際は前項などで紹介しているように、駆動バッテリーのメーカー保証の有無保証外の場合の交換費用がポイントになります。

メーカー保証外の場合は駆動バッテリーの交換費用が20万円〜60万円と決して安くはないので、想定していないと後悔することになるでしょう。

後悔しないためにも、年式が新しく走行距離が短い車両(保証を受けるためメンテナンスノートが残っている)を購入しましょう。

※中古車についてのメーカー保証についてはトヨタ自動車公式サイトをご覧ください。

プリウスphvの中古がおすすめな人は?

プリウスPHVの中古車がオススメできる方について以下にまとめました。

・なるべく安く車両を購入して、外部充電で燃料費も抑えたい(充電スタンドの環境が整っている)。

年式が新しく走行距離が短い車両(保証を受けるためメンテナンスノートが残っている)を見つけることができた。

・とりあえずバッテリー寿命が来るまでプリウスPHVに乗ってみたい

・バッテリー寿命が来ても費用を払って駆動バッテリーを交換して乗り続けたい

注意点やデメリットを許容できる方については、プリウスPHVの中古車を購入することをオススメできます。

「プリウスphv 中古 安い 理由」を検索する人がよく思う質問4選

プリウスPHVが売れない理由は何ですか?

新型プリウスから急速充電が非対応になり、それを不便に感じる方が多いからだと考えられます。

購入を検討している方が住んでいるところによっては充電スタンドがまだ充実しておらず、プラグインハイブリッド車よりもハイブリッド車を選んだ方が満足できる場合もあることも考えられるでしょう。

phvの欠点は何ですか?

充電スタンドがなければプラグインハイブリッド車のメリットが活かせず、場合によってはハイブリッド車よりも燃費が悪くなる点です。

充電スタンドが充実している環境の場合は、エンジンを使わずモーター駆動だけで走行することができるためガソリンをほとんど消費せずに済みます。

しかし、ガソリンは半年ほどで劣化してしまうので注意が必要です。

PHVは充電しないとどうなる?

エンジンと駆動モーターの両方を使い走行中に充電することになるので、実質ハイブリッド車のように乗ることもできます。

しかし、プラグインハイブリッド車を外部充電なしで乗る場合は、ハイブリッド車よりも燃費が悪くなってしまいます。

以下でハイブリッド車で一番燃費の良いグレードと比較しているので参考にしてください。

プラグインハイブリッド車(2.0L、2WD) ・・・ 26.0km/L

ハイブリッド車(1.8L、2WD) ・・・ 32.6km/L

プリウスPHVの燃費は2023年にどのくらいになりますか?

2023年1月に販売開始された新型プリウスPHVの燃費は以下のとおりです。

プリウスPHV  燃費(グレード別)
2.0L プラグインハイブリッド車2WD26.0km/L
2.0L ハイブリッド車2WD28.6km/L
4WD26.7km/L
1.8L ハイブリッド車2WD32.6km/L
4WD30.7km/L
引用元:トヨタ自動車公式サイト

まとめ:デメリットを理解して購入を検討しよう

引用元:トヨタ自動車公式サイト

新型プリウスPHVは燃費が良いだけでなく走りにも力を入れている車種です。

現行型の5代目から急速充電が非対応になった点は残念ですが、一つ前の4代目を中古車で購入することも選択肢としてあります。

しかし、メーカー保証外であれば駆動バッテリーの交換が必要になった場合に痛い出費となるので注意しましょう。

この記事ではプリウスPHVに限らずプラグインハイブリッド車やハイブリッド車、電気自動車でも役立つ情報を紹介しました。

ぜひ参考にしてください。

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