なんか、車のメーター内に見慣れない表示が点いている!!
車に長く乗っている人ほど、このようなご経験はありませんか?
いつも通りエンジンをかけただけなのに、メーター内に見慣れないランプが点灯していたら不安になりますよね。
車に詳しい人ならいいのですが、あまり詳しくい人にとっては運転どころではないほど焦るかもしれません。
今回は、車に長く乗っているとたまに生じる、オイルランプの点灯について、いざ遭遇しても冷静に対応できるように記事をまとめていきます。
物事の「結果」には、何かしらの「原因」があるはずなので、車に関する知識の一つとして参考にしていただけると幸いです。
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車のオイルランプが点いたり消えたりする原因は?
車のオイルランプが点いたり消えたりする原因の多くは、エンジンオイルの量の減少です。
エンジンオイルは、定期的に点検をして交換をしたり、場合によってはオイルを足さなければならないこともある、重要な車のメンテナンスの一つですが、この管理を怠ると、オイルが少なくなって警告灯が点く場合があります。
特に、オイルが不足し始めてきた初期段階では、オイルランプが点いたり消えたりする現象が良く現れるようです。
ただ、オイルの量の問題だけではなく、オイルが送られる油圧経路が詰まったことが原因で警告灯が点灯することもあるようなので、オイルランプが点灯し始めたら両方の可能性を疑ってみましょう。
オイルランプが点灯する原因を状況別に解説
ここからは、どのようなタイミングでオイルランプが点灯するのか、状況別にまとめていきます。
状況によっては、早急に対応が必要なこともあるため、一つ一つ確認していきましょう。
オイルランプが点いたり消えたりして異音もする場合
この状態は車にとってかなり危険な状態です。
オイルランプの点灯とともに異音が発生する場合は、オイル不足によるエンジン内部のダメージを示す警告音と捉えましょう。
特に金属的な音が発生している場合、エンジン内の部品の摩耗が始まっている可能性が高いです。
エンジン損傷による大きな事故になる可能性があるので、オイルランプの点灯と異音がが同時に起こっている場合は、運転はせずにカー用品店やディーラー等で、すぐに診てもらうようにしましょう。
油圧警告灯が一瞬点灯した場合
油圧警告灯が一瞬だけ点く場合は、オイル系統に異常が発生する前触れと捉えましょう。
エンジンの始動時や信号待ちでのアイドリング時等で、オイル不足かオイルポンプの異常によって、一時的に不安定になっていることが原因と考えられます。
いずれにしても、この状態からさらに悪化することが考えられるため、カー用品店やディーラー等で早めに診てもらうようにしましょう。
オイルランプがたまにつく場合
上記理由と同様で、これからオイル系統に異常が発生する前触れの可能性が高いです。
オイルランプ自体は、センサーが感知しているものなので、もしかするとセンサーの不具合かもしれませんが、オイル量やオイルポンプのつまりなどがないか早めに車を診てもらった方が良いでしょう。
早い段階で適切に対処することで修理費も高額にならずに済むかもしれないので、スピーディに対処することを意識しておきましょう。
油圧警告灯がブレーキ踏むと点灯する場合
走行中にブレーキを踏むと、油圧警告灯が点灯する場合があります。
この現象は、ブレーキによってエンジンにかかる負荷が変化し、一時的に油圧が低下するためと考えられます。
正常な状態の車であれば、もちろんこのようなことは起きないため、警告灯が点くということはオイル系統の異常の初期症状と捉えた方が良いでしょう。
スムーズに修理をしてもらえるように、自己点検として、オイル量を確認したり、常に同じ症状が再現されるのか等を確認した上で、カー用品店等で診てもらうことをおすすめします。
オイルランプがアクセルを踏むと消える場合
エンジン始動時やアイドリング時にはオイルランプが点灯するのに、アクセルを踏んだとたんにオイルランプが消える場合があるようです。
これは、上述のブレーキを踏んだ時の状況とは真逆で、アクセルを踏んだことによってエンジン回転数が上がり、油圧が一時的に安定するためと考えられます。
ただ、一時的に症状が改善されても、ランプが点灯している以上、オイル系統の異常であることには変わらないため、症状が悪化する前に早めにカー用品店等で診てもらうようにしましょう。
オイル交換したのにランプが消えない場合
オイル交換し、適切なオイル量になったはずでもランプが消えないことがあるようです。
カー用品店やディーラー等ではあり得ないことですが、もしかすると乗っている車にとって適切なオイル粘度や品質ではない可能性が考えられます。
この状態であってもエンジンに負荷がかかり、重大な故障に繋がる可能性があるため早急に処置をしてください。
また、オイル経路の詰まりによる可能性も考えられるため、自己判断せず、専門家に診てもらうようにしましょう。
車のオイルランプが点く時の意味とは?
オイルランプが点くということは、以下のような意味があると考えましょう。
いずれにしても、車の動力にあたる部分ですので、必ず専門家に診てもらいましょう。
- エンジンオイルが規定量に達していない
- エンジンオイルがエンジンまでの経路の途中で詰まっていて、正常にエンジン内部で流れていない
- エンジンオイルが正常に流れているかを判断するセンサーに異常がみられる
オイルランプがついたまま走るとどうなる?
オイルランプが点いたまま走ることはとても危険です。
先述のように、エンジン内部にオイルが正常に流れていない状態を意味しているため、そのまま走行を続けるとエンジン内部で金属部品が摩耗していき、最悪、エンジンが焼き付いてしまうからです。
万が一、気づかずに走ってしまいエンジンが焼き付いてしまった場合、焼き付いたエンジンを修復することはほぼ不可能と言われており、エンジンを載せ替えるなど高額な修理費が発生しかねません。
また、摩擦によりエンジン内部が高温になり、火事に繋がることもあり大変危険であるため、絶対にオイルランプが点いたまま走らないようにしてください。
車のオイルランプが点いたときの対処法
定期的に車のメンテナンスをしていても、年式が古くなっていくと様々な理由でオイル系統にもダメージが蓄積されていきます。
万が一、オイルランプの点灯を確認した場合は慌てずに次のような対処をしてください。
走行をやめてエンジンを停止
エンジン始動時にオイルランプの点灯を確認した場合は、少しだけ様子を見て、消える様子がなかったら走らせずにエンジンを切ってください。
また、走行中にエンジンランプが点灯した場合は、安全な場所に停車し、ハザードランプを点けた上でエンジンを停止しましょう。
その後は、車の保険のロードサービスやディーラー等に連絡をし、専門家の意見をしっかり聞いた上で対処を進めていきましょう。
エンジンオイルの量をチェックする
エンジンオイルの不足が原因の場合もあるため、安全な場所であればエンジンルームを開けてオイルの量を確認してみましょう。
オイルの劣化が原因の場合や車の特性としてオイルの消費が激しい車種もあるため、自分で判断ができない場合は、カー用品店やディーラー等に相談をして、取るべき対応を確認してください。
ロードサービスなどを利用する
車に詳しくない場合、エンジンオイルの確認も自分で行うのが難しい可能性もあります。
その場合は、無理をせずに保険やJAFなどのロードサービスを活用し、専門家の指示を聞くようにしましょう。
オイルの消費が激しい車に乗っている場合は、普段からオイルの予備を車に積んでいると思いますので、予備の残量確認も定期的に行うようにすると安心です。
車のオイルランプが点灯した場合はどのような修理が必要?
車のオイルランプが点灯した場合、その状態にもよりますが以下のような修理が必要になってきます。
- オイルが規定量に足りていないことが原因であれば、オイルの追加をする
- オイルの粘度が合っていなかったり、汚れていたことが原因であればオイルを全量交換する
- オイルをエンジンに送る経路で詰まっているようであれば、該当部分の洗浄をする
- オイルフィルターが詰まっているようであれば、フィルターを交換する
オイルランプの点灯を防ぐためには?
オイルランプの点灯は、小まめなメンテナンスをしているかどうかが一番のカギとなります。
そもそも、オイルランプが点灯するということは、オイルの量や品質等に問題があることを表しているため、日ごろから定期的なオイル交換やオイル量のチェックは行うようにしましょう。
車種やエンジンの性能によって違いはありますが、一般的なオイル交換のタイミングは走行距離が、3,000kmから5,000kmごとと言われています。
そのため、定期点検をきちんと行っていれば、オイルランプの点灯を防げる可能性が高くなると言えます。
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まとめ:オイルランプの点灯時はすぐに停車して確認を!
今回はオイルランプの点灯理由やその対処法についてまとめました。
エンジンは基本的に金属の塊りで出来ていて、その内部ではガソリン等の燃料を燃やして発生するエネルギーによって複雑に動いています。
エンジンオイルはその動きを滑らかにする役割や、焼き付かないようにさせる重要な仕事をしています。
そのため、オイルランプが点灯した場合は、エンジンそのものに何か異常があるのではないかと考えるようにし、早急に対処することが重要です。
ただし、オイルランプの点灯に驚いて慌てて行動すると2次災害に遭う可能性もあります。
オイルランプの点灯を確認した場合は、慌てずに安全な場所に停車してから確認するようにしましょう。
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