三菱自動車が生産・販売しているデリカD:5(以下、「三菱デリカD5」と表記)は、2007年1月に販売開始されました。
車名となっている「D:5」の“5”は「5代目」を意味しており、先代「デリカスペースギア」の後継車種として登場しています。
三菱デリカD5販売から17年ほど経っていますが、5代目のままで改良を重ね販売され続けている息の長いモデルです(2024年4月現在)。
大きな変化は2019年10月に2WDとガソリンモデルがラインナップから消え、4WDのディーゼルモデルに一本化されたことでしょうか。
現在ではディーゼルモデルしか選択肢がないため、その寿命やメンテナンスについて不安な方も多いようです。
この記事では、三菱デリカD5の基本スペックや魅力などを含め紹介し、その不安が解消できるような情報をお届けします。
車を最高額で高く売る方法
高価買取を狙うなら間違いなくMOTA車買取がおすすめです。
しかも、高額査定の上位3社だけが連絡できる仕組みになっているので、
営業電話を極力減らしたい人にも最適!
交渉が苦手な方や、やり取りが面倒な方は、買取店が競うから査定額が高くなるMOTA車買取で査定しましょう。
\ 買取店が勝手に競い合って高額査定3社だけが提案!/
月間利用者49,000人突破の実績で安心安全!
デリカd5ディーゼルの寿命は?
まずは初めに押さえておきたいポイントは、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンでは維持管理について異なるので注意が必要な点です。
定期的に適切なメンテナンスをするかしないかで、その寿命は大きく左右されます。
しかし、エンジンオイルの交換を怠るなどメンテナンス方法を間違ってしまうと不具合や故障に繋がってしまいます。
ディーゼルエンジンは決して寿命が短いわけではありません。
しっかりと知識を持ってメンテナンスすることで、普通乗用車よりも寿命は長くなるでしょう。
専門知識がなく自信がない方は販売店に任せることで長く乗ることができます。
デリカd5走行距離の限界は?
前項のとおり、ディーゼルエンジンは定期的に適切なメンテナンスをすることで長く乗ることができます。
イメージしやすい例を挙げると、運送トラックは普通乗用車よりもはるかに長い距離を走行しており何十万キロkmも乗り続けられていますね。
普通乗用車の場合は8~10万キロ走るとかなり乗っている方なので、雲泥の差であることが分かります。
ガソリンエンジンにも言えることですが、メンテナンスを怠ることで不具合や故障により車の寿命を縮めてしまいます。
決して「三菱デリカD5だから」「ディーゼルエンジンだから」といった理由で、早く壊れてしまうようなことではないので安心してください。
デリカd5が故障するケース
こちらも三菱デリカD5に限らず、さらにディーゼルエンジンとガソリンエンジンにも言えますが、メンテナンスを怠ることで故障に繋がります。
三菱デリカD5のディーゼルモデルで言えば、ガソリンエンジンと同じように維持管理してしまうと不具合が発生する可能性が高いです。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いを理解し、適切なメンテナンスを心がけましょう。
デリカd5ディーゼルは故障しやすい?
三菱デリカD5のディーゼルモデルについて、故障のしやすさについて不安な方もいらっしゃることでしょう。
この項目では、前項の繰り返しになる箇所もありますが、不安を解消できるような情報を紹介します。
デリカd5の故障のしやすさ
三菱デリカD5に限らず、しっかりと点検やメンテナンスをしていれば、そうそう故障することはありません。
ディーゼルモデルであれば、ディーゼルエンジンの適切なメンテナンスをしていれば心配ないでしょう。
三菱デリカD5が「特に壊れやすい」ということはないので安心してください。
デリカd5の故障率
車種ごとの明確な故障率は公表されていないので、具体的な数値は分かりませんが、デリカの販売元である三菱は、米国のJ.D. パワー社が調査している「自動車耐久品質調査」において故障ランキング6位となっております。
業界平均スコアが74となっており、三菱はそこそこ良い評価となっています。
ランキング | メーカー | スコア |
---|---|---|
1 | トヨタ | 59 |
2 | レクサス | 63 |
3 | ホンダ | 74 |
4 | メルセデス・ベンツ | 75 |
5 | スズキ | 79 |
6 | 三菱 | 80 |
6 | 日産 | 80 |
8 | ダイハツ | 82 |
8 | スバル | 82 |
10 | MINI | 88 |
11 | マツダ | 93 |
しかし、故障しにくいと言ってもメンテナンスを怠ることで故障率は上がり、最悪の場合は修理に何十万円もかかることもあります。
逆にしっかり定期点検をして、消耗品を交換するなどのメンテナンスをしていれば故障率は下がるでしょう。
デリカd5の耐久性
三菱デリカD5は「オールラウンダーミニバン」ということで、同じく三菱自動車のアウトランダーをベースとしたSUVのタフさ(ボディ剛性)も兼ね備えているため耐久性は高いと言えます。
ディーゼルモデルに限って言えば、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも丈夫に作られているため、適切なメンテナンスをしていれば非常に長持ちします。
三菱デリカD5はボディ剛性が高く、ディーゼルモデルであればエンジン自体も丈夫であるため、一般的な乗用車よりも耐久性が高いと言えるでしょう。
デリカd5ディーゼルの基本情報
ここまで記事を読んでいると、三菱デリカD5の寿命やディーゼルエンジンについて不安になってくるのではないでしょうか。
しかし、三菱デリカD5の基本的な情報を知ることも大切です。
悪い点ばかりに目がいってしまい、この車の魅力を知らないまま判断してしまうことになります。
三菱デリカD5は非常に魅力のある車だと知った上で、デメリットにも目を向けた方が賢明です。
ここで、三菱デリカD5の基本情報を抑えておきましょう。
三菱デリカD5は同じく三菱自動車のアウトランダーをベースとしたSUVとミニバンを融合させた世界で唯一の「オールラウンダーミニバン」です。
三菱デリカD5の基本スペックを以下にまとめました。
基本スペック (グレード:CHAMONIX 電動サイドステップ装着車) | ||
車両重量 | 1,970kg | |
燃費 | WLTCモード | 12.6km/L |
JC08モード | 13.6km/L | |
最小回転半径 | 5.6m | |
全長 × 全幅 × 全高 | 4,800mm × 1,795mm × 1,875mm | |
ホイールベース | 2,850mm | |
最低地上高 | 185mm | |
乗車定員 | 7名 | |
エンジン | 種類 | 直列4気筒DOHC ターボチャージャー |
総排気量 | 2.2L | |
最高出力 | 107kW(145馬力)/3,500rpm | |
最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/2,000rpm | |
駆動方式 | 電子制御4WD | |
燃料タンク容量 | 64L | |
使用燃料 | 軽油 |
デリカd5ディーゼルの口コミ・評判
前項で三菱デリカD5の基本情報を抑えたところで、実際のオーナーさんの評価を見ていきましょう。
三菱デリカD5の魅力や注意点など、購入を検討している方はリアルな意見を参考にしてください。
オンでもオフでもデリカD:5
2008年式デリカD5(4WD)を所有しています。
引用元:ガリバー
普段は近所への買い物、子供の習い事の送迎などで主に運転しています。
買い物は荷物がたくさん載せることができるし、運転もしやすいので街乗りも快適です。
燃費は平均8.5km/l位。高速道路ではもう少し良いです。
我が家は冬はスキー、夏はキャンプや川遊びなどアウトドアが大好きです。
雪道での走りにはさすが三菱と思われるパワーを発揮!
現在はクリーンディーゼル車も販売されましたし、
燃料費は元より、燃費もパワーも格段に上がっています。
クリーンディーゼル車が発売された時、CMで流れていた急傾斜を登る体験をしたことがあります。
傾斜角45度の体感はほぼ垂直。それを苦もなく登ります。
我が家のような家庭ではもちろん、普段遣いもとても良い車だと思うのでおすすめしたい車種です。
雪道ではミニバントップ
良かった点
北海道で乗っています。 北海道ではかなりたくさん走ってる車です。雪道に強く 室内もそれなりに広いので旅行にも買い物にも便利で 家族で使うのには十分満足しています。 運転も結構楽しい車です。 基本的に中古車をいつも選んでいますが アルファードと金額も近く迷いましたがデリカにして正解でした。 買ってから大雪の日はアルファードが雪に埋まっているのを何度も見たので、、気になった点
加速がディーゼルのせいかエンジンのせいかわからないが遅いなと感じました。 リアシートがベットにしたら段差が出るのでシートは微妙かなと言う感じです。 今まで デリカスターワゴン スペースギア D5ガソリンと乗ってきましたが スピードは今までのデリカで見るとD5ディーゼルが1番遅い気がしました。(中略)
総評
引用元:カーセンサー
北海道で考えるとデリカが1番いいミニバンかなというイメージですが 雪が降らない地域ではエルグランドやアルファードがいいのかなと思う。 乗っている場所で評価は変わるのかなって感じです。 加速とシートを倒した時の凸凹や左前の見にくさを改善する時満点
グッジョブ!アウトドア最高!
【このクルマの良い点】
アウトドア使用を目的で選んだ車です。急な登坂も気持ちよくぐんぐん進んで行きます!さすがデリカ!!という感じです。必要な時に2WDと4WDの切り替えが出来るので日常は2WDで走行をしていますが、特に走りに苦は感じていません。車高も高いので運転もしやすいです。内装は黒ベースにウッド調のデザインがポイントポイントで使ってあって高級感もありカッコいい内装です。純正のナビを取り付けてはいないのですが、試乗した時にナビ操作をしましたが画面が大きくタッチパネルで使いやすそうでした。予算が合うのであれば、純正ナビおすすめです。【総合評価】
引用元:グーネット
グッジョブ!大変満足しています!
元々は旧型デリカの見た目が好みだったのですが、実物を見ていたら全然ありだな!カッコいい顔つきだな!と感じました。日頃小学生の子供が乗る時は、車高が高いため乗りにくいですが、オプションでステップが付けれるので、小さいお子さんも乗られる場合はステップはあった方がいいと思います。通勤時間往復約25分+週末近場に出かける程度だと、給油は月1回程で済んでいます(コロナ過の為外出は極力控えているからかもしれませんが)。
三菱デリカD5で最も高評価を得ている点は、やはり4WDの悪路走破性ではないでしょうか。
雪道や急な坂道、キャンプやレジャーなどアウトドアで自然の中を走行する際に大活躍のようです。
荷室も広いため、道具をたくさん積んで家族でアウトドアに出かけることができます。
燃費は良い方ではないのですが、2WDモードへの切り替えが可能なので工夫次第では燃費を抑えられるのではないでしょうか。
デリカを乗り継いできたオーナーさんの意見として、「ディーゼルモデルはガソリンモデルよりも加速が悪い」という評価もあるようです。
現在ではディーゼルモデルのみ新車で購入できるため、ガソリンモデルを選ぶ方は必然的に中古車になります。
エンジン排気量が2.2Lでターボチャージャー付きなので、4WDで走り続ければ燃費は悪くなるでしょう。
前述していますが、「街乗りでは2WDモードを使う」など対策をして燃費を抑えたいですね。
デリカd5ディーゼルのメリット
三菱デリカD5の最大のメリット(魅力)は、三菱自動車の得意とする4WDシステムによる走破性の高さに加え、ミニバンであることによる積載量の多さにあります。
オーナーさんはその積載量を活かしてキャンプやレジャーなどのアウトドアを楽しんでいるようです。
アウトドアとなると自然の中やウィンタースポーツを楽しむのであれば雪道など、三菱デリカD5の走行性能が発揮される場面が多くあります。
三菱デリカD5でもディーゼルモデルの魅力としては、やはり燃費の良さと燃料代が比較的安価な点が挙げられます。
ガソリン車とはまた違ったメンテナンスが必要(後述)になりますが、知識に自身がないドライバーでもディーラーなど販売店からしっかり管理してもらえば問題ありません。
三菱デリカD5は「オールラウンダーミニバン」と言うだけあって、SUVの走行性能とミニバンの利便性の良いところ取りの、唯一無二とも言える車です。
さらにディーゼルモデルであれば、ディーゼルエンジンの恩恵を受けられる一台と言えるでしょう。
デリカd5ディーゼルのデメリット
三菱デリカD5のディーゼルモデルに限った話ではなく、ディーゼルエンジン搭載車全般のデメリット(注意点)があります。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも力(トルク)があるため、トラックなど大きな車両のエンジンとしても採用されています。
しかし、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと構造が異なるため、メンテナンス方法やその頻度もディーゼルエンジン特有なところがあります。
以下にディーゼルエンジンのメンテナンスとして代表的なものを挙げます。
・ディーゼルエンジンの方が高温になるためエンジンオイルの劣化が早く、ガソリンエンジンよりも交換周期が短い。
・エンジン内部に燃料を噴射する装置(インジェクター)に汚れが溜まり劣化しやすいため、洗浄や燃料添加物で除去する必要がある。
これらのメンテナンスを怠るとエンジンのパフォーマンス低下や後述する振動の発生(悪化)、さらには故障に繋がることになります。
ディーゼルエンジン自体は丈夫なので、しっかりメンテナンスをすることで長く乗ることができます。
燃料が軽油なので、燃料代も抑えられるところも魅力です。
ディーゼルエンジンはアイドリングもガソリンエンジンと異なり、「ガラガラガラガラ」と特有の音と振動があります。
普段はガソリンエンジンの車に乗っている方やハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車など静かな車に慣れている方にとっては、ディーゼルエンジンのアイドリングが気になるかもしれません。
デリカd5ディーゼルを買って後悔しないためには?
三菱デリカD5のディーゼルモデルを買って後悔しないように、購入前に留意しておくことを紹介します。
デリカd5ディーゼルのメンテナンス
三菱デリカD5のディーゼルモデルについて、繰り返しになりますが、ディーゼルエンジンのメンテナンスとして代表的なものを挙げます。
・ディーゼルエンジンの方が高温になるためエンジンオイルの劣化が早く、ガソリンエンジンよりも交換周期が短い。
・エンジン内部に燃料を噴射する装置(インジェクター)に汚れが溜まり劣化しやすいため、洗浄や燃料添加物で除去する必要がある。
メンテナンスを怠ることで故障に繋がったり、ディーゼルエンジン特有の振動や音が大きくなるなどの不具合が起きたりします。
最悪の場合、エンジンモデルよりも寿命が短くなってしまうこともあるので、メンテナンスは非常に重要です。
デリカd5ディーゼルの燃費節約方法
三菱デリカD5は4WDだけではなく2WDモードに切り替えられる点(パートタイム4WD)も魅力の一つです。
アウトドアで悪路を走行する場合は4WD、普段の街乗りでは2WDに切り替えることで燃費を抑えることができます。
ディーゼルモデルであればディーゼルエンジン特有の注意点として、ガソリンエンジンよりもアイドリング中の燃費が悪いことが挙げられます。
せっかく燃費の良さと燃料代の安さで三菱デリカD5を選んだのに、アイドリングを長時間してしまうとガソリンエンジンよりも燃費が悪くなり、その分の燃料代もかかってしまうので注意してください。
排気ガスの問題(ガソリンエンジンもですが)や燃費悪化に繋がるため、長時間のアイドリングは控えましょう。
デリカd5は初期型が良い?
必ずしも三菱デリカD5は初期型が良いとは言えません。
しかし、2019年10月でガソリンモデルがラインナップからなくなったため、三菱デリカD5のガソリンモデルに乗りたい方は中古車を購入するしかありません。
それ以外の方であれば、改良を重ねてきた新しめの年式の車両をオススメします。
デリカd5ディーゼルの中古を購入する際の注意点
繰り返しになりますが、三菱デリカD5のディーゼルモデルはディーゼルエンジンを搭載しています。
新車であれば問題ないのですが、中古車を購入する場合は「しっかりメンテナンスされていた車両か?」というポイントが非常に重要になります。
ディーゼルエンジンは丈夫で耐久性がありますが、あまりメンテナンスがされていなかったり間違った管理をされていたりすると故障に繋がりやすいという欠点があります。
ディーゼルエンジンはメンテナンスが非常に重要です。
三菱自動車の認定中古車などメンテナンスノートがしっかり残されている車両の購入を強く推奨します。
参考までに、三菱デリカD5の中古価格の相場をいくつかの大手中古車サイトで調査してみました(2024年4月現在)。
上記3社の相場価格を参考にすると、「最低価格が30万円」「最高価格が600万円」といったところでしょう。
調査した結果、三菱デリカD5を中古で購入する際の参考価格は320万円前後になると予測できます。
年式やグレードによって中古車価格に大きな開きがあることを頭に入れておきしましょう。
中古車を買う際は外装や内装、エンジンの調子などよく確認するように注意してください。
価格と車の状態を確認して自分が納得できる車を手に入れられると良いですね。
「デリカd5 ディーゼル 寿命」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:メンテナンスをしっかり行うことが重要!
三菱デリカD5、特にディーゼルモデルはとにかくメンテナンスが重要です。
「オールラウンダーミニバン」というキャラクターで非常に魅力のある一台を、なるべく長く乗れるように適切なメンテナンスを行いましょう。
それさえクリアできるのであれば、購入を検討している方は三菱デリカD5との楽しいカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。
車を高く売る方法
高価買取を狙うなら間違いなくMOTA車買取がおすすめです。
しかも、高額査定の上位3社だけが連絡できる仕組みになっているので、
営業電話を極力減らしたい人にも最適!
交渉が苦手な方や、やり取りが面倒な方は、買取店が競うから査定額が高くなるMOTA車買取で査定しましょう。
\ 買取店が勝手に競い合って高額査定3社だけが提案!/
月間利用者49,000人突破の実績で安心安全!
コメント