ダイハツ・トコットは、軽自動車大手・ダイハツ工業のハッチパック型軽セダンです。
2018年6月から販売が開始され、2023年12月8日で販売が終了しています。
ダイハツの主力モデル「ミラ」シリーズに属しており、正式にはミラトコットといいます。
以前、ダイハツから販売されていたミラ・ココアの後継車として位置づけられています。
トコットを購入すると後悔するって本当?どうしてなんだろう?
そこで、この記事では、そういう話が出てくる理由や、ココットに乗っている人の特徴などについても、分析します。
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トコットを購入すると後悔する?
トコットは、街乗りメインの若い女性層をターゲットにして設計された車です。
そういう車だということを理解して購入しないと、後悔します。
車の中には、すべての層から一定水準の評価を得ることを目的に設計されているものもあります。
しかし、トコットはそうではありませんので、ターゲットから外れた層の人が購入すると、後悔のリスクが高まります。
トコットが後悔すると言われる理由
トコットは、レトロ調の外観がおしゃれな、小さくて可愛いがコンセプトの、人気車種です。
そのユニークなデザインは、2018年にグットデザイン賞を受賞しています。
しかし、意外にも、トコットを購入したけれども、後から後悔したというユーザーが少なくありません。
そこで、以下では、トコットを買って後悔する理由について、書いてゆきます。
エンジン音がうるさい
トコットについては、低速から急加速するとき(アクセルをべた踏みするとき)に、エンジン音がうるさいと評価する人が大勢います。
このことから考えると、トコットは、遮音対策にはそれほど力を入れていないということになります。
低速からの急加速は、街乗りではあまり使いませんので、街乗りではそれほどエンジン音は気になりません。
しかし、大きなバイパスなどの運転では、急加速を頻繁に使うので、その時エンジン音がうるさいと、快適なドライブはできません。
加速が悪い
トコットには、ターボエンジンがありません。
軽自動車でも、ターボエンジン搭載車であれば、パワー不足をそれほど感じることはありません。
ですが、トコットには、ターボエンジンがなく、高速道路や大きなバイパスを走行する際には、加速が悪くてストレスを感じます。
トコットは、車重が720㎏あり、同じダイハツが生産・販売している軽ワゴンのタントより20㎏前後軽いです。
街乗りの加速性能ではほとんど問題はありませんが、高速道路などでは加速の悪さが目立ちます。
煽られやすい
トコットは、軽自動車で、ターボエンジンがないため、高速道路や幹線道路での加速が悪いです。
そのため、後続のドライバーがイライラして、そういった大きな道路では、煽られやすくなります。
最近は、煽り運転が原因の大きな交通事故がよく起きています。
高速道路や幹線道路の運転が多い方で、安全性を優先するなら、トコットは、避けた方がよいかもしれません。
トコットは、通勤や買い物など街乗りメインで設計されていて、ユーザーも若い女性層が多いです。
高速道路や幹線道路での運転は少ないと思ますが、通勤でも、長距離の方には向いていません。
デザインがダサい
トコットは、レトロ調のイメージを意識してデザインされています。
レトロ調のデザインは、一部の層には人気がありますが、すべての層に幅広く好まれるデザインではありません。
レトロ調のデザインを「ダサイ」と感じる人も少なくないです。
そういう人は、トコットを「古臭くてダサい車」と評価します。
中には、トコットを「四角いドラム缶」などとひどいことを言う人もいます。
セダンやクーペ型のデザインが好きな人であれば、トコットのデザインを、ダサいと感じても仕方がないかもしれません。
乗り心地がいまいち
トコットは、段差などを走行するときの突き上げがひどいという評価が多いです。
もともと、トコットは、街乗りを前提にして設計されていますので、オフロード車などとは異なり、地面からの衝撃を吸収するシステムが脆弱です。
特に、後部座席の突き上げがひどく、タイヤの振動がそのまま座席に伝わる感じです。
地面からの衝撃を吸収するシステムが脆弱だと、乗り心地が悪くなり、特に、長距離の運転において、快適なドライブからほど遠いものになります。
似合う人を選ぶ
トコットは、小さくて可愛いがコンセプトで、若い女性を層をターゲットにしています。
開発者も女性で、トコットユーザーも若い女性が大変多くなっています。
若い女性向きの車であるということは、裏を返せば、男性が乗っていると、違和感を感じる車ということになります。
特に、年配の男性が乗っていると、その違和感がますます強くなります。
一部の層の人にしか似合わない車となると、どうしても全体の評価は下がります。
価格が高め
トコットの新車価格は115万円から125万円です。
同じダイハツの軽セダンであるミライースの新車価格は85万円~95万円なので、ミライースよりも、30万円前後高い価格です。
しかし、トコットとミライースの間には、30万円分の価格差を説明できる明確な違いはありません。
それゆえ、その分、トコットは割高感があります。
トコットは、ダイハツの軽トールワゴン・ムーブとほぼ同じ価格帯にあります。
しかし、ミライースとムーブでは、軽セダンと軽トールワゴンという明確な違いがありますが、
トコットとミライースは、同じ軽セダンなので、はっきりした違いがありません。
それで30万円も、トコットの方が価格が高いと、トコットの価格が高めと感じます。
飽きやすい
トコットは、エクステリア(外観全体の印象)・インテリア(内装)とも、シンプルに設計されています。
シンプルなことは悪いことではないですが、人によっては、シンプルだと、早く飽きが来てしまいます。
試乗の時はよかったけれども、いざ購入してみると、すぐに飽きてしまったという人も少なくありません。
レトロ調なボディデザインは、トコットの大きな特徴です。
それを除けば、運転性能やインテリアなどにおいて、特筆すべきものの少ないトコットでは、すぐに飽きがきてしまうかもしれません。
インテリアの利便性が悪い
トコットインテリア(内装)に関しては、車内の収納スペースが非常に狭く、ダッシュボード以外には、大きなものは収納できません。
1人で乗るときは、助手席に荷物を置くことができるので、収納スペースに困ることはありません。
しかし、複数人で乗車する場合は、収納スペースが少ないと、荷物の置き場の確保に難渋します。
インテリア全体でも、値段の割にはチープだと評価する人もいます。
後部座席が狭い
トコットは、ハッチパック軽セダンなので、同じダイハツのワゴン型車種であるムーブやタントと比較すると、後部座席が狭くなります。
トコットの乗車定員は4名ですが、2名までであれば何とか普通に乗れます。
しかし、3名以上となると、後部座席に座る人が窮屈で、ドライブに支障をきたします。
広い車を希望する方であれば、トコットを選ばず、ワゴン型のムーブやタントを選ぶべきでしょう。
トコットの魅力は?
トコットのレトロ調なデザインは、他の軽自動車と明確な差別化を図ることができます。
人と違った車に乗りたいという希望を持っているユーザーには、ぴったりです。
また、前後のビラー(柱)が細く、そのために、死角が少なく、安全に運転ができます。
前面窓が大きいため、運転席に座ると、ボンネットの先端を見ることができできます。
小さくて可愛いというコンセプトも、若い女性層に人気です。
トコットに乗ってる人の特徴は?
トコットは、若い女性層をターゲットにしており、開発も女性が行っています。
ターボエンジンを搭載していないなど、走行性能は充実していませんが、その分、小さくて可愛いをコンセプトに、デザインやインテリアなどに力が入っています。価格もお手頃です。
従って、トコットに乗っている人は、若い女性が多くなります。
街でトコットを見かけても、男性が乗っていることはほとんどありません。たいていは、女性が乗っています。
トコットがおすすめな人は?
トコットは、街乗りを意識して設計されていますから、買い物や通勤(長距離は除く)メインで車を使う人におすすめの車です。
- 値段の手ごろな軽自動車であること
- おしゃれでコンパクトな外観
- スポーツ性がほとんどないこと
以上より、トコットがおすすめなのは、若い女性ということになります。
ただし、子育て中の女性には向いていないようです。
それは、ココットには収納スペースがほとんどなく、また、チャイルドシートを助手席の装着すると、車内が狭くてとても窮屈になるからです。
「トコット 後悔」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:トコットの悪い評価と良い評価を見て購入を検討しよう!
トコットの購入した人の、よい評価と悪い評価をよく調べてみると、この車の実情がかなり正確に把握できます。そのうえで、相場などを見極めたうえで、購入を検討すると間違いがありません。
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