カーリースはブラックokなの？審査不要や自社審査の真相についても調査！

クレジットカードやローンの支払い遅延等による、いわゆる金融事故を起こすと、「ブラックリスト」に載ってしまします。

ブラックリストに載るとローンの審査がかなり厳しくなるため、車の購入にも支障が出てきますが、カーリースの場合はどうなのでしょうか？

今回の記事では、ブラックリストに載ってしまったが、カーリースを利用して車を所有したいという人向けに、カーリースの利用可否や審査等について具体的にまとめていきます。

上記のことが理由で今後のカーライフのことで悩まれている方は、参考にしていただけると幸いです。

カーリースはブラックokなの？

まず、そもそもカーリースの利用はブラックリストに載っていても大丈夫なのでしょうか。

審査はあるのか、どんな書類が必要なのか等、疑問がたくさんあると思うので、順番に一つずつ解説していきます。

ブラックリストにのっていてもカーリースが利用できる？

結論、ブラックリストに載っていてもカーリースが利用できる可能性があります！

カーリースの場合は、長期間の契約で車をリースするという特性から、カーローンよりも審査が通りやすいと言われています。

ただし、カーリースを利用したい車のグレードやカーリース会社によって、審査の基準が異なるため、必ず審査が通るというわけではないため、利用の際にはよく調べておくようにしましょう。

カーリースは審査不要なの？

カーリースも審査は必要です。

月々の支払い能力を確認するためにも審査不要のカーリースはありません。

ただ、カーリースは車を購入して所有するための分割払いであるカーローンとは違い、あくまで長期間車を借りるリース形式のため、購入するよりも支払額が少なく済むのが特徴です。

詳しい審査については後述する審査基準にてご確認ください。

カーリースは自社審査なの？

カーリースもカーローンと同じで多くの場合は、信販会社を利用して審査を行いますが、数は少ないですが自社審査を行っているカーリース会社もあります。

ただし、利用できる中古車が限られているなど、一般的な審査と比べて利用できる場面が限定されるようです。

カーリースの審査は任意整理中でも通る？

カーリースの審査は任意整理中の場合は、信用情報機関に情報が記録されているため通ることは難しいでしょう。

一部、信用情報機関では任意整理は記録されないようですが、基本的に金融事故から5年間は情報が残っているため、5年を経過しなければ、審査に通るのは難しいようです。

逆を言えば、任意整理後、5年経過すればカーリースの審査は通る可能性があるということです。

カーリースの審査が甘いと言われる理由は？

カーリースの審査が甘いと言われる理由の一つは、カーローンのように支払額が高額になりにくいという点が考えられます。

ただ、すべてのカーリースにおいて審査が甘いというわけではなく、申込むカーリース会社や車のグレードにもよるものが大きいため、油断せずに審査の基準はしっかり確認しておきましょう。

カーリースの審査基準は？

一般的にカーローンよりも審査が通りやすいと言われているカーリースですが、実際に審査基準はどうなのか気になりますよね。

乗りたい車があっても審査に通らなければ、カーリースも利用できないので、審査基準をしっかり理解し少しでも多くの基準をクリアできるように準備をしておきましょう。

年収について

カーリースを利用するための年収の目安等は実際に明確なものはないようです。

ただ、カーローンもそうですが、一般的には年収が200万円以下だと審査に通りにくいと言われています。

詳しくは後述しますが、年収が低い場合でも連帯保証人をつけると、支払い能力の面でプラスポイントになり、審査が通りやすくなる可能性があります。

年齢について

カーリース会社の規定によりますが、一般的にはリース契約ができる年齢は18歳～75歳としています。

中には、20歳未満の契約はできないカーリース会社もあるようなので、車探しの際には事前に確認しておくことをおすすめします。

また、カーリースの契約に限った話ではありませんが、20歳未満の契約の場合は保護者の同意や保証人が必要になってくる場合もあるため合わせて覚えておきましょう。

雇用や勤続年数について

カーリースの審査において、支払い能力の有無を確認する指標の一つとなるのが、勤務先や雇用形態です。

カーリースは数年にわたる長期契約になることから、安定して支払いを継続できるかどうかを見られます。

その意味では、大企業や公務員は給与の安定性により有利になるため、審査に通りやすくなる傾向にあります。

また、勤続年数についてもすぐに退職し支払いができなくなっては困るため、1年以上は同じ会社で勤めているかどうかを見られることが多いようです。

住居について

住居についての審査基準と聞いてもピンとこないかもしれませんが、持ち家があるかどうかによっては資産を所有していると考えられ、プラス評価になる場合があります。

ただし、住まいが賃貸契約であっても審査上でマイナスになることはありませんので、安心してください。

債務履歴について

カーリースの審査基準として一番注意しなければならないのが、この債務履歴になります。

カーローンでも同様ですが、審査上で一番のポイントになるのは利用者の支払い能力です。

過去に金融事故を起こしていて信用情報機関に登録されてしまうと、審査に通ることは難しくなります。

携帯電話やクレジットカード、家賃などのような固定費については普段から支払い遅延にならないように気をつけておきましょう。

年間の返済額について

債務履歴と密接な関係にあるのが、この年間返済額です。

カーリースの審査では、年収に占める年間の返済総額が3分の1程度とされており、これを超える返済額になると審査に不利になる傾向があります。

また、注意しておきたいのが、返済総額の中にはカーリースだけでなく、住宅ローンやクレジットカードの返済額も含まれるという点です。

仮に遅延なく支払いが出来ていたとしても、多重債務になると審査で不利になるため注意しましょう。

ブラックリストにのっている方がカーリースの審査に通る方法は？

ブラックリストに載っていても次のような方法を経ることで、審査に通る可能性を高めることができます。

すぐにでも見直せる内容もあるため、審査に通るためにしっかり確認しておきましょう。

借金を返済する

これは、年間の総返済額を減らすことを目的とした方法です。

前述の通り、年間の総支払額が年収の3分の1以上にならないようにするために、住宅ローンやクレジットカードなどのローンがある場合は、無理のない程度に返済してしまいましょう。

返済完了まで、あと少しのローンを優先的に繰り上げ返済するのがポイントです！

自社リースを利用する

一般的なカーリースでは信販会社を通じて審査が行われますが、稀に自社リースを用いてカーリース会社が独自に審査を行うため、信販会社に信用情報の照会がないため審査に通りやすくなります。

一方で、自社リースが利用できるカーリース会社はかなり少なく、また利用できたとしても車種が限定されたり等、一定の制限がかかる場合もあるため、よく考えてから利用するようにしましょう。

自社リースの場合は、リースにかかる費用も通常リースよりも不利にならないかよく検討するようにしましょう！

連帯保証人をつける

カーリースの審査での一番のポイントは利用者に支払い能力があるかどうかです。

そのため、ブラックリストに載っていても連帯保証人をつけて支払いについてのポイントを高めれば、審査に通る可能性が出てきます。

ただし、連帯保証人となる人自体に収入がなかったり、金融事故を起こしている等があれば保証人として不十分とみなされる可能性もあるので注意しましょう。

連帯保証人をつけたとしても支払いで迷惑をかけないように、支払い計画をしっかり立てるようにしましょう！

嘘の申告をしない

社会で行われる契約と呼ばれる行為では、当然のことですが噓の申告を書類に書いてしまうと審査に通りません。

債務履歴がないと記載しても信用情報の照会でバレてしまいますし、年収で嘘の申告をしても源泉徴収票や確定申告などで本当のことがわかってしまうため、正直に書くようにしてください。

嘘の申告をすることで、さらに信用を失うことにもなりかねないので正直に申告するようにしましょう！

車のランクを下げる

カーローンでも同様ですが、高額なローンを組むには、それ相応の年収や信用が必要です。

欲しい車に対して、色々とオプションをつけて好みに近づけたい気持ちはわかりますが、リース総額が高くなっていくと審査に通りにくくなります。

逆に同車種であっても、オプションを減らしたり、グレードを下げたりすることで審査に通る確率が高くなります。

場合によっては、車のランク自体も一つ下げて月々のリース額を減らせば審査にも通りやすくなるでしょう。

ゆとりが出て来てから徐々に車のランクを上げるというプランも考えてみましょう！

家計管理を見直す

ブラックリストに載るということは、固定費の多額な支出を代表するように家計管理に問題がある場合が多いです。

収入に見合った家賃となっているか、外食が多く食費に多くの出費がないか、無駄な交際費は無いかなど、何か一つでも心当たりがあれば、すぐにでも見直すべきです。

このことによって、他の借金の返済に充てることができ、結果的にカーリースの審査に通るということも考えられます。

収入と支出のバランスを考えた見直しをすることで、借金の早期完済も目指せるため、ぜひ、早めに着手することをおすすめします！

信用情報を確認し信用情報が回復するまで待つ

信用情報機関に金融事故情報が記録されてしまった場合は、その内容にもよりますが情報が消えるまでに5年～10年はかかると言われています。

一度記録されたときから、金融事故を起こさなければ信用情報が回復することになるため、カーリースにも通りやすくなります。

過去に金融事故の心当たりがある人は、完済してから何年経過したか等を確認するようにしましょう！

ブラックリストにのっていてもカーリースを利用できた方の体験談

実際にブラックリストに載っていてもカーリースを利用できた方の体験談があるので、参考にしてください。

たぶん、支払いが遅れたためにブラックリストに掲載されてしまい、ローンが組めなかったんです。それで、自社審査のカーリースに申し込んだところ、スズキ「スペーシア」を3年契約できました。審査に通るために、頭金を入れましたね。

引用元：クラベルさん

カーリースの審査が甘い会社はある？

カーリースの審査基準は、どの会社であってもある程度決まっているため、特定の会社だけ審査が甘いということはほぼないと言っていいでしょう。

ただし、信販会社を通さない自社リースを行っている場合は、信用情報を照会しないケースもあるため、審査に通りやすい傾向があります。

自社リースを提供している会社はかなり限られているため、信販会社のリースに通らなかった場合にこの方法に頼るのも一つの手段です。

審査の通過率が高めのカーリース会社

審査の通過率が高いということは、利用者の支払い能力とリース料金のバランスが取れているということが考えられます。

つまり、リース料金が安く、月額料金が安いカーリースを利用することによって、審査の通過率が高まると考えられます。

扱っている車種やグレード、年式によってリース料金が変わるため、ある程度グレード等を妥協してリース料金が安い会社を選ぶと良いでしょう。

「カーリース ブラックok」を検索する人がよく思う質問４選

まとめ：ブラックリストにのっていてもカーリース可能な場合もある

今回の記事では、ブラックリストに載っていてもカーリースを利用できるかどうかについてまとめました。

過去に金融事故等の失敗があったとしても、カーリースを利用できる方法はあるため、諦めずに前述の方法を試してみてください。

また、自身の信用情報に傷をつけることがないように普段の家計管理にも気をつけるようにし、好きな車に乗ってカーライフを充実させられるように心がけましょう。